今回は採用部 採用広報グループにて働く城田さんに、SBCに入社された経緯や、入社後の仕事内容、仕事のやりがいについてお聞きしました。
大切にしているのは「リアルを伝えること」。採用広報グループの役割とは
採用広報グループとは具体的に何を行う部署なのでしょうか?
採用広報グループはその名の通り、SBCで働きたいと思う人が1人でも増えるように広報活動をするチームです。現在転職活動を行っている方はもちろんですが、まだ活動をしていない転職潜在層の方も含め、SBCを深く知っていただけるように、日々情報発信をしています。
具体的には、スタッフがどんな風に働いているのか、どんなやりがいがあるのかを言語化し、求人原稿やオウンドメディアのコンテンツを作成していきます。今すぐ転職をしない場合でも、『良い会社だな』『働いてみたいな』と思っていただけるよう、SBCの認知度を高めることが目的です。
コンテンツを作成するうえで、意識していることはありますか?
一番大事にしていることは「リアルを伝えること」です。
現場のリアルを見せずに良い情報だけを伝えて弊社に入社してしまうと、その人は幸せになれないかもしれません。それでは弊社の企業理念に沿っていないと思うんですよね。
弊社は『究極の三方良しを実現する』という理念を掲げています。ひとつが『お客様』、ひとつが『スタッフ』、もうひとつが『社会』の三方です。私たち採用部はこの理念に共感できる方の採用に力を入れています。お客様を幸せにすることで、働くスタッフも元気になれることが理想。そのため、入社後、仕事に対するギャップが生まれないような工夫が必要です。
最終的な目標は、入社した全員が誇りとやりがいを持ちながら働けるようになってもらうこと。良い部分だけが伝わらないようなリアルを伝え続ける広報活動を重点的に行うのが私たちの役割です。
求職者とのミスマッチは、極限まで減らすことができる
会社説明会や面接の場でもリアルをお伝えすることはできるのではないでしょうか?
もちろん、説明会や面接のタイミングでもミスマッチを無くすということを意識していますが、一人ひとりと関わる時間は長くありません。たとえば集団面接の場合、候補者との関わりが1時間で終わってしまうことも。限られた時間の中で弊社のリアルと候補者が描いているSBCの姿をどこまで擦り合わせることができるかを考えたとき、限界があると思うのです。
なるほど、そのため対面以外の場でもリアルをお伝えすることを意識されているのですね。
オウンドメディアや求人媒体、パンフレットなどさまざまなツールを用いて情報発信を行うようにしています。
採用広報グループは求人媒体への出稿も担当していますが、求人媒体も同様で記載できる内容に限りがあります。採用広報チームがインタビューコンテンツを作り、伝えきれなかった部分を補填すれば、弊社のリアルを多面的に発信することができるんです。本当のことを伝え、入社後に違和感を覚えるよりも入社前にそれを理解してもらった方が、双方にとって良いと考えています。
また、クリニックに通ってくださっていたお客様が、SBCで働きたいと応募してくださることも多々あるのですが、お客様として来院することと社員になり働くことでは全く異なります。そのため、そのギャップを埋める意味でもコンテンツは大切なのです。
リアルを伝えること以外に、意識していることはありますか?
現在、SBCは年間約2,000名の方を採用しています。
2,000名の優秀な人財を採用するためには、SBCを知らない方にもアプローチをかけていく必要があります。ありがたいことに「湘南美容クリニック」は多くの方に知っていただいていますが、「SBCメディカルグループ」はまだまだ認知の部分が弱いと思っています。
現在、SBCは美容クリニックからメディカルグループへと移行する変革期を迎えています。そのため、美容医療以外の強みをしっかり打ち出し、変革期を支えてくれる人財の採用も同時に進める必要があるんです。
メディカルグループとしての強みを発信することで、新しい層へのアプローチが可能になるのですね。
弊社代表の相川はアメリカの伝説的クリニック『メイヨー・クリニック』のように、SBCを伝説のメディカルグループにしたいという想いを持っています。求職者の方には、世界一の総合医療グループを目指していることを伝えることで、現場のリアルも届け、同時にイノベーティブな人財も採用できると考えています。私たちが目指す世界一の未来を楽しそうだと思える人であれば、数年後、数十年後のビジョンにも共感してもらえるはずです。
人の成長の先に、企業としての成長がある
仕事を行う上で、やりがいを感じる瞬間はありますか?
私たちが採用したスタッフと後々話すときは、やはり大きな喜びを感じます。『理念に共感したことが応募をしたきっかけです』『実際に面接してみて、面接官や会社の雰囲気がとても良かったです』などと言っていただけることが嬉しいですね。インタビューコンテンツをきっかけに弊社の魅力を知ったというスタッフも多く採用広報の意義を確認できる瞬間です。
実際にインタビュー記事を読んで入社してもらえるのは嬉しいですね!
インタビュー記事の中では、SBCのスピード感や業務の忙しさも正直に伝えているので、記事を見て入社した方は入社後のギャップが少ないと思います。
身近なメンバーの中でも、インタビュー記事を通してチャレンジングな社風や等身大の会社のカラーを知ることができ、他の会社よりも社風が見え、入社を決意してくれました人がいます。入社後の定着のためにも、引き続きリアルをしっかり伝えていきたいですね。
すでにインタビュー記事を読んでいる求職者の方は多いと思いますが、現時点で感じている課題はありますか?
地方のクリニックなど足を運び辛い現場の状況が見えにくく、クリニックのリアルな声が拾いづらいという点でしょうか。できるだけクリニックのスタッフと定期的に話す機会を設け、現場で起きていることをリアルに吸い上げることが大切です。リアルな情報を届ける上では、より多くの現場を知るための工夫がまだまだ必要だと考えています。
クリニックのスタッフの方は、インタビュー取材を受けることに抵抗はないのでしょうか?
声をかけたスタッフは基本的には協力してくれますね。社内のスタッフの多くが入社前にインタビューを読んでいるため、光栄ですと前向きな反応を頂けることがほとんどです。
また、普段働いているときに業務に対する感情の棚卸をする機会はなかなかないと思うのですが、取材を通して弊社で働く魅力を再認識してもらえていると感じています。たとえば『究極の三方良しを実現する』という理念について話してもらうことで、その良さを改めて実感できた、と言うスタッフも多くいます。インタビューを読んで入社した人がいることを該当するスタッフへフィードバックすることもあり、人と人のつながり、縁を実感し、私もやりがいを感じています。
「今」を届けたい。会社の成長とともに、オウンドメディアの拡大を目指す
コンテンツを制作するうえで、気を付けていることはありますか?
インタビュー記事に出演するスタッフに偏りがでないように気を付けています。企業として「多様性」や「変化」を大切にする価値観があるので、さまざまな人が働いているんだよということを伝えたいんです。
どうしても美容クリニックで働く人は年齢や性別が限られているイメージを持たれがちです。しかし、今後メディカルグループとして変革するにあたって年齢や性別に限らず熱意を持った人が必要なので、多様性のあるコンテンツ作りを意識しています。
弊社には明るい性格の人、慎重派な人、堅めの企業から転職したスタッフなど、さまざまな性格、バックグラウンドを持った人が集まっています。各々のスキルを活かせる環境にあることも弊社の魅力だと思っています。
確かに、美容クリニックでは若くてきれいな人が働いているイメージがありますね。「変化」を大事にしている、というのはどういうことでしょうか?
会社も人も変化し、常に成長し拡大している会社なので、その時々に変化を切り取っていく必要があります。クリニックの数を例にすると、22年間で114院が開業したほど成長が早い会社です。そのため、『今』を伝えないと入社後のギャップが生まれてしまう可能性が高いんです。最新の情報を伝えられることも、オウンドメディアの良さですよね。
今後、採用広報としての目標やビジョンはありますか?
SBCが目指す未来に向けて、私たちは常に先を見通し情報発信する必要があります。たとえば今、記事を読む人が高校生や大学生であっても、数年後に入社したいなと思ってもらえるような長期的なブランディングも意識していきたいですね。
あとは今も行っていることですが、「人」という軸を通して企業理念を伝えていきたいです。
現場の医師・看護師・受付・カウンセラー・メディカルサポーター(看護助手)などSBCの全スタッフが、どうしたらお客様やスタッフが喜んでくれるのかと考えていることがとても素敵だと思っています。みんなが弊社の行動指針を共通認識としてもち、同じ目標に向かって働いています。その生の声を一部分ですが切り取り、社外に伝えるために、今後も多くのスタッフの声を届けていきたいです。