今回は湘南歯科クリニック新宿院の歯科助手、脇本さんがSBCメディカルグループ(以下SBC)に入社された経緯や、入社後の仕事内容、仕事のやりがいについてお話をお聞きしました。
転職時に重視した点は、過去のスキルを活かせるかどうか
本日は、歯科助手として新宿本院で活躍される脇本さんにお話をお伺いします。はじめに、普段の業務内容について教えていただけますか?
歯科助手の主な業務内容は、歯科医師と歯科衛生士のサポートや、アシストなどの診療補助です。サポート業務以外にも、診療で使う器具の準備や片付け、お客様のご案内、器具の洗浄滅菌、クリニックの物品補充や資料印刷のような事務作業まで、業務は多岐に渡ります。
歯科助手は直接お客様に医療行為を行うことはありませんが、クリニック運営に欠かせない、縁の下の力持ちのような存在だと思います。
業務の幅がとても広いのですね、驚きました!
確かに業務の幅は広いですね。メインは診療のアシスト業務ですが、事務も接客もなんでもやります!
SBCに入社する前は事務職をしていたのですが、黙々と一人で事務作業を行うことに少し飽きてしまって、事務も接客もできる仕事に就きたいなと思うようになりました。仕事の幅が広い方が自分には向いているのではないかと、過去の経験で感じたんです。
そんな時にSBCの歯科助手の求人を見つけて、これだ!とピンときました。
SBCに入社される前は事務として働かれていたのですね。未経験での転職は不安ではなかったですか?
不安がなかったといえば噓になります。そのため、過去のスキルが活かせるかどうかは転職する際には重視していました。私は事務職の前にアパレル販売の仕事をしていたので、事務のスキルも接客のスキルも活かせる仕事だといいなと思っていましたね。
過去のスキルを活かせることは大事ですよね。その他に転職時に重視したことはありますか?
二つあって、一つは人をサポートできる仕事であること、もう一つは美容が好きだったので美容に関われる仕事であることです。
以前、業務上で後輩のサポートをしたことをきっかけに、人のサポートをすることが好きなんだと気付いたんです。周囲とコミュニケーションを取りながら、スタッフのサポートを出来る仕事環境が理想でした。
更に、好きなものを扱う仕事に就きたいと思っていたので、はじめは美容クリニックの求人を探していたんです。湘南美容クリニックについて調べていたら、湘南歯科クリニックの存在を知りました。歯科助手であれば資格や経験がいらないですし、事務や接客の経験を活かすことができます。過去の経験を活かしつつも新しいことに挑戦したかった私にSBCの歯科助手はぴったりだったんですね。
これを最後の転職活動にするぞ、と思いSBCへの入社を決意しました。
他の企業の選考も受けていたと思うのですが、SBCに入社を決めた決め手はあるのでしょうか?
面接の印象が良かったことは大きいですね。前述した通り、やはり未経験職種への転職は不安だったので、面接時にそのことを正直にお伝えしたんです。その際、研修内容について具体的に説明いただき、未経験でもOJT制度があるので安心してください、と話していただきました。
他の企業は、研修制度について曖昧な回答だったり「大丈夫です」というものの根拠がなかったりしたので、SBCなら安心できると入社を決めるきっかけになりましたね。
とはいえ全く審美歯科に関する知識がない中で入社したので、入社後は結構苦労しましたよ。
覚えることの多さは想像以上。工夫を重ねて知識を習得
入社後はどんなことに苦労されたのでしょうか?
治療に使う器具を覚えることが一番大変でしたね。想像以上に覚えることが多かったんですよ。
歯科の器具の種類は100種類ほどあると言われています。それらがどこに仕舞ってあり、どの治療に使うかを覚えなければ歯科助手の仕事は務まりません。さらに覚えたとしてもすぐにアシストなどの実践に移れるわけではなく、治療の流れもセットで覚える必要があります。
正直、アシスト業務ってもっと簡単だと考えていたので、思っている以上に大変な仕事なのでは?と不安になったこともあります。
100種類の器具…、覚えられる気がしません。
そうですよね(笑)。初めは医師のアシストにつくことも嫌でした。ただ、頑張った分だけ治療のアシストに入れるようになりますし、クリニックからも必要としてもらえると思い、習得できるよう努力しました。
器具を覚えるまでは診療室内にスマホを持ち込ませてもらい、どこに何が入っているか写真を撮りました。そして器具の写真に名前や用途を書き込み、1か月ほどかけてやっと器具の種類を覚えることができました。
入社当時は苦労しましたが、医師のアシストに入れるようになって、歯科助手の仕事って楽しい!と思えるようになりました。
歯科助手のどのような業務が楽しいのでしょうか?
一番楽しいなと思えるのは、やはりアシスト業務です。もともと人のサポートが好きだということもありますが、医師の治療の流れを予測して動き、治療がスムーズに進んだ瞬間はとても嬉しいですね。
クリニックはとても忙しいので、できるだけ円滑に回るように出来ることはスキマ時間に進めるようにしているのですが、それが役に立ったと感じる瞬間にもやりがいを感じます。更に、それを周りのスタッフが見ていてくれて「いつもありがとう」と声をかけてくれるので、やってよかったな~と思います。
感謝の言葉をかけてもらえると、モチベーションにも繋がりますよね。
SBCのスタッフは周りを見て常に声をかけてくれるので、とても嬉しいです。「脇本さんがいてくれると助かる!」と言ってもらえた時には、本当に嬉しかったですね。
あとは、昨年2か月間、所属院を離れて他院でヘルプ勤務していたのですが、「脇本さんがいないとこんなに大変だと思わなかった」と後から言ってもらえたことも嬉しかったです。
ヘルプ経験を経て異動を経験。クリニックの立て直しに尽力
歯科助手の方も、他院で勤務をすることがあるのですね。
そうなんです、私は元々神戸三宮院で勤務していたのですが、新人スタッフの教育を担当するため、2か月間だけ新宿院で勤務することになりました。当時新宿院には新人の歯科助手しかおらず、資格がない歯科助手でも対応できる機械管理や在庫管理の業務を歯科衛生士が行っていたので、2か月間のヘルプ期間中にその業務を全て歯科助手に移行しました。
そしてその半年後、縁が合って私も新宿院で働くことになったんです。
脇本さんは元々神戸三宮院で勤務していて、今年の4月に新宿院に異動されたんですよね?
神戸三宮院が業態変更により歯科ではなく美容のクリニックに変わり、異動か退職の選択をする必要があったんです。ただ、SBCを辞めたら絶対後悔する、と思っていたので退職の選択肢はありませんでした。
SBCには頑張れば頑張った分だけ評価してもらえる環境があるのですが、これは今までの職場にはなかったことです。
年に2回の人事考課で、自分がしてきたことに対して細かくフィードバックをもらい、こんなに私の事を見てくれているんだと感激したんですよね。自分では当たり前のことだったのに、そこを評価してもらえているんだと。それを口に出して伝えてくれる文化が素晴らしいなと思ったんです。
この環境でもっと頑張りたいと思い、別のクリニックへの異動を決意しました。
実際に異動されてみて何か変化はありましたか?
一人で行っていた業務を、数人の歯科助手で対応することになったことが一番の違いですね。
以前所属していた神戸三宮院には私しか歯科助手がいなかったため、全ての業務を一人でこなしていました。異動後は分業することになったのですが、業務の棲み分けができていないのでミスが起きそうな瞬間もありましたね。同じ物品を違うスタッフが別々に発注しそうになったり。
一人で業務を行っているのであれば全てを把握できますが、他のスタッフが対応したことまでは把握することができません。情報共有を定期的に行っていたものの、ホウレンソウって意外と難しいんだなと痛感しました。
そこで、私の提案で歯科助手の業務を担当制にすることにしたんです。Aさんは在庫管理、Bさんは機械管理、というイメージですね。周りのスタッフもやりやすくなったと言ってくれたので提案して良かったです。
目指すは「歯科助手のプロ」、スキルもマインドも更なる成長を目指す
業務を行う上で様々な改善や工夫を行っているのですね。モチベーションの高さが素敵です!
周りのスタッフのモチベーションが高いので、私ももっと頑張らなきゃと思っています。
SBCのスタッフはプロ意識がとても高いんです。お客様への提案力は特にすごいですよ。お客様のお悩みに向き合い、適切な提案ができるスタッフばかりで尊敬しています。そんなスタッフを見ていると、私も歯科助手のプロとして、周りと切磋琢磨しながらもっと頑張ろうと思えるんです。
刺激しあえる関係って素敵ですね、働くにあたり人間関係は大切だと思います。
SBCに入社して2年経ちましたが、働き辛いと感じたことは一度もないですね。
女性スタッフが多い職場ですが、和気あいあいとしていてみんな仲が良いんです。とはいえ慣れあい集団ではなく、締めるところは締める関係性です。メリハリがあって私はこの関係が好きですね。
入社3年目に入り、後輩指導も任される脇本さんですが、今後の目標はありますか?
スキル面では、今後はインプラント治療のアシストに入れるようになりたいと思っています。というのも、以前所属していたクリニックではインプラント治療があまりなかったため、アシストに入る機会がありませんでした。現在の新宿院ではインプラント治療を受けられるお客様が多いため、やっとアシストを習得できる!と意気込んでいます。
入社して3年目になってもまだまだ覚えることがあり、大変だな~と思う瞬間も正直あります。でも出来ることをどんどん増やしていきたいんですよ。「脇本さんがいてくれたら安心」と言ってもらえると嬉しいですから。
歯科の治療は本当に奥が深いので、まだまだ治療を深堀して、適切なサポートを行える歯科助手になりたいですね。
あとは、もっと臨機応変に対応できるようになりたいです。新宿院はスタッフの数もお客様の数も多いので、よりスピード感や効率的に動くことが求められます。歯科助手だけでも私含め5名いるので、今以上にインカムで連携を取りながら歯科助手全体のスキルアップも目指したいですね。
最後に、今後どんな方と一緒に働きたいか教えていただけますか?
素直な方と一緒に働きたいですね。SBCでは素直なスタッフがたくさん活躍しています。私自身も素直であることを心がけていますし、後輩指導を行うようになって、より素直さは大事だなと感じるようになりました。「とりあえずやってみる」精神の子は伸びるスピードも早いですよ。
歯科助手には「助手」とついていますが、言われたことだけを行う職種ではありません。
クリニック全体の流れを把握して、医師や衛生士のために先回りして動く必要があります。クリニック全体を見て、主体的に動ける方であれば、SBCで必ず活躍できると思います!