教育に携わりたい、学生時代から変わらぬ想い
落合さんは受付カウンセラーを経て、総合教育部へ異動されているんですよね!
異動してきた経緯を教えてください。
全スタッフに向けて総合教育部の公募があり、立候補しました。挑戦するかどうかすごく悩んだのですが、社員のための研修企画を考える部署と掲載されているのを見て、学生時代に学んできた教育に携わる知識や、クリニックで役職者としてスタッフを教育してきた経験を活かせるかもしれないと思ったんです。
学生の頃から教育について学んでいたのですね。
昔から人に物事を教えるのが好きでした。クリニックで働いていたときも、自分が教育や指導に携わったスタッフが成長していく姿や、一人前となり活躍する姿を見られることがとても嬉しかったです。なので、ゆくゆくは教育にメインで関われるようなキャリアビジョンを描いていきたいなと思っていましたね。
なるほど、クリニックで働いているときから教育にやりがいを見出していたのですね。
異動が決まってからスタッフの皆さんはどんな反応でしたか?
皆、応援してくれましたね。私が異動する最後の月にスタッフのみんなが「落合さんに華を持たせてあげたいね」と、クリニック過去最高金額の売上をつくってくれたんです。少ない人数で回していたクリニックでしたし、クリニック自体も忙しく大変な時期だったのですが、みんなががむしゃらになって頑張ってくれたからこそ打ち出せた数字でした。その気持ちが嬉しくジーンときてしまいましたね。そんな風に前向きに送り出してもらえたからこそ、みんなに恥じないように私も頑張らなくてはと思えました。
皆さんの落合さんを応援したい気持ちが伝わってきます。
異動されてきて印象に残っていることはありますか?
異動初日が、新卒と中途採用の入社式の日だったんです。外部の会場で開催していたのですが、そこにいた400名ほどの入社人数に圧倒されました。私が入社した頃は1ヶ月の入社数は10名程度だったので規模が変わっていることに驚きましたね。そこで、改めてSBCメディカルグループ(以下、SBC)が多くの方に入社したいと思っていただける会社なんだなと実感し、身が引き締まる思いでした。
視野を広げて、今と未来に必要な教育を届ける
現在、落合さんが総合教育部で担当している業務について教えてください。
SBCが目指す2050年までに1万院開院(2021年11月時点で110院)を実現するために、必要な教育について考えています。年次や役職ごとに必要になる教育も変わってくるので、どのタイミングでどういった内容を、どのような形で行うのか日々模索していますね。
現場の経験はどのようなところに活かされていますか?
例えば、自分が入社半年目でどんなことに不安を感じていたか、初めて役職を持ったときどんなことに困っていたかなど、自分の実体験を新たな研修や学習コンテンツを考える際に役立てられています。現場の様子を実際に見ていないと分からない些細な悩みや、課題を拾い上げられる点は強みになっていると感じます。
具体的にどのような経験が役立っていますか?
クリニックのスタッフから聞くことが多かった「入社して勉強が大変だった」という声です。私自身も何も美容知識がないところからスタートしたので、気持ちがよく分かるんです。だからこそ、これから強化していきたいと考えています。入社してすぐに勉強がつらいと挫折してしまわないよう研修や学習コンテンツなどで不安を取り除いていくためのフォローをしていきます。
現場目線をしっかり取り入れていらっしゃるのですね!
現場のスタッフとコミュニケーションを取る際に気をつけていることはありますか?
研修を行なった際にクリニックのスタッフから私宛に質問をいただくことがあるのですが、本部で考えていることを誤解のないように伝えることを大切にしています。具体的には、言葉の受け取り方は人によって違うこともあるので、分かりづらい言い回しをしないようにしたり、誤解が生じそうな言葉を使わないようにしたりしています。カウンセラーをしていたときも言葉の使い方には気をつけていましたが、異動してからはより慎重になりました。
総合教育部へ異動されて大変だったことはありますか?
SBCが掲げる未来に向かって、教育部も10年、20年先を見据えながら取り組んでいかなくてはいけません。クリニックで役職者として働いていたときは今月・来月、考えても1年後のことについてだったので、10年先の未来を見据えながらアクションを起こしていくことの難しさに最初は戸惑いましたね。ですが、先輩方に捉えるべきポイントや考え方について幾度も丁寧にアドバイスをいただき、視野を広げていくことができました。教育部に異動してきてから、先輩や周りの方々にサポートしていただくことが多く、改めて周りの方々の支えで自分が成り立っているのだなと感じています。
総合教育部として取り組んでいきたいことはなんでしょう?
現在、我々が抱えている課題は役職者が少ないことです。SBCは女性スタッフが9割の会社なので、キャリアを重ねてどんどん昇格していきたい意欲を持った人がそこまで多いわけではありません。さらに、役職者ってどんなことをしているのだろう、いつも忙しそうにしていて大変そうなど、心理的ハードルが高くなってしまっているように感じます。私自身もクリニックで働いているとき、スタッフに「役職者って毎日どんな業務をしているのですか?」と聞かれたことがありました。同じクリニックで働いていたとしても見えていない部分なんです。なので、役職者になることへの不安を拭うための新教育体制を整えているところです。ゆくゆくは未来思考を持ってSBC に貢献してくれる人を、増やしていけるような教育体制をつくりあげたいです。
社員が楽しみながら成長することで、お客様にもより良いサービスが届く
SBCでは現場と本部関係なく「先客後利※」を心がけていると思うのですが、教育部としての先客後利とはどのようなことなのでしょう?
異動してきたばかりの頃は、教育部の仕事へ先客後利をどう落とし込んでいけばいいんだろうとあまりピンときていませんでした。最近になって、私たちが研修や学習コンテンツを企画することで、スタッフの成長につながり、お客様に対してより良いサービスを提供していくことができるようになる。それこそが、教育部としての先客後利なのだと思えるようになりました。クリニックのスタッフを通して、より多くのお客様を幸せにできることに気づけたので、クリニックで働くスタッフがお客様をさらに満足させていけるよう教育部として精進していきたいです。
※先客後利…「まずはお客様を大切にすることで利益は後からついてくるもの」という考え方
現場で働くスタッフの皆さんを通すことで教育部としての先客後利が成されていくのですね!落合さんが仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?
「楽しむ※」ことを大切にしています。考え込みやすい性格なのですが、楽しむことを意識することでポジティブに物事を捉えることができるようになったと思います。例えば、何かつまずいてしまうようなことがあっても「教育部に異動していなければ、こんなことを考える機会もなかったな。考える機会を与えてもらえてよかったな」と前向きに考える。逆転の発想ではないですが、よく目を凝らせば“楽しい”と思えることってたくさんあると思うんです。今の教育部も、覚えることがたくさんありますが、それは新しい経験を得られているということでもありますよね。そんな学びの多い仕事をさせていただけることって、実はとてもありがたいことだなとポジティブに変換することで、楽しい気持ちにセットできます!また、ポジティブな思考で仕事に取り組むことで、自分の考えや意見が通ったり、上司に共感してもらえたりと物事が好転していくような気がします。
※楽しむ…SBCの行動指針の一つ。「どのようにしたらもっとお客様が喜んでくれるか?」を毎日楽しみながら考え実行する。
まずはご自身が楽しみながら仕事へ取り組むことで、周りの方々にも連鎖していき良い循環が生まれそうですね。
それでは最後に今後の目標をお聞かせください!
SBCを引き続き、スタッフが働いていて楽しいと思える環境にしていきたいです。また、スタッフ一人ひとりがポジティブに働ける環境を整え、会社の成長スピードを加速させていきたいですね。スタッフが求めている教育はなんだろう、社員がより幸せに過ごすためにどんな教育が必要なんだろうと自分自身に問い続けていきたいと思います。またSBCの理念である「究極の3方良しを実現」に向けて教育部としてできることを常に考えていきたいです。
※「究極の3方良しを実現」…SBCが掲げる理念。全スタッフの物心両面の幸福を追求すると共にお客様に最高・最良の美容・健康・医療サービスを提供し世界一社会に貢献する伝説のメディカルグループになる。