今回は小倉院の看護師、永崎さんにインタビューします。小倉院は福岡県の北九州市にあるんですよね。
そうです。十数名のスタッフが在籍する小規模でアットホームな雰囲気が自慢です。私はSBCに2009年に入社して、5年間横浜院で勤務した後に、地元である小倉院に異動になりました。
異動のきっかけは何だったのですか?
いずれは地元に戻りたいと思っていたんです。いつ戻るか決めていなかったのですが、ちょうど小倉院の立ち上げの話があったので「ぜひ私に」と手を挙げたところ、とんとん拍子に話が進んでいきました。
ちょうど良いタイミングで地元に戻ることができたんですね。
地元に遠距離恋愛でお付き合いしている方がいたので、戻ってから結婚もしました。
おめでとうございます!素敵な写真ですね。
ありがとうございます!小倉院のスタッフも駆けつけてくれて、とっても良い式を迎えることができました。でも、式の前はちょっとブルーだったんですよ。
どうしてですか?
横浜から小倉に戻ってきて、忙しい日々からフッと落ち着いた瞬間がありました。すると、「私はこれからずっとここで暮らすんだな。仲良しだった横浜院のメンバーとも離れてしまったし、ここは何もないなあ」って思ってしまったんです。本当はとても豊かな場所なのに、最初は忘れていたんですね。
生活の変化に戸惑っていたんですね。
でも、小倉院のメンバーと接するうちにどんどんポジティブなモードに変わっていきました。今では小倉院の皆とスノボに行ったり、
海で泳いだり、
バーベキューしたりと小倉の自然を満喫して、アクティブに楽しんでいます。
小倉院はアットホームと仰っていましたが、具体的にはどんな様子なのでしょうか?
おもてなし好きが集まっているクリニックだと思います。たまに都心や他県のクリニックから先生がいらした時のウェルカム感が半端ないんですよ。以前、相川代表が九州にいらっしゃると聞きつけた時は、お休みの日だったのに全スタッフで福岡まで駆けつけたんです。相川代表との飲み会に参加するためだけに、オリジナルTシャツを作って参加しました。小倉は終電が早いから、30分くらいワーッと騒いですぐに帰ったんですけど(笑)
そんな短時間でも会いに行くなんて相川代表は愛されているんですね。
相川代表の理念は地方院までしっかり届いています。「感動する医療で、もっと沢山のお客さまを笑顔にしたい」という想いがSBCにあるのですが、お客様を感動させるのは医療だけでなくても良いですよね。小倉院では心のこもったおもてなしで、お客様を笑顔にしています。
どんな対応でお客様を笑顔にしているのでしょう?
細かい気遣いを徹底しています。例えばお客様が受験を控えていると聞きつけたら、近くの神社まで走ってお守りを買ってきたり、「この辺りってスーパーあるのかしら?」と何気ない会話の中で仰るお客様のために、お化粧直しの間に地図を印刷して渡したり。
小倉院ではスタッフとお客様との距離がとても近いんですね。
近くなるように意識しています。いちいち誰かに指示を仰がなくても「これはお客様のためになる!」と思えば、各自の裁量でおもてなしができる環境を作っているんです。こういった接客接遇のスキルだけではなく、「ホスピタリティとは何か」、「感動のサービスとは何か」を院ごとに推進していく専門的な役割を担うホスピタリティアンバサダーという立場のスタッフがいるので、彼女を中心におもてなしを発揮しているんですよ。私はSBCに入社するまで、看護師がここまで接遇を学ぶとは思ってもみませんでした。
永崎さんは前職では病棟で看護師をやっていらしたんですか?
はい、総合病院のオペ室の看護師でした。以前は手術前に色々お話したくても患者さんは麻酔ですぐに眠ってしまうので、コミュニケーションがとれなかったんです。
転職した今では、どんな経緯で施術をすることになったかや、術後の経過も見られるのでとても嬉しいです。痩せてショートパンツを履いて来院してくださるお客様や、メイクが華やかになったお客様の笑顔を見るとこの仕事をやっていて良かった!と思います。
なるほど、一人一人のお客様と深く接することができるのが魅力なんですね。そんな永崎さんの今後の目標を教えてください。
スタッフに成長の機会をなるべくたくさん与えることです。私が横浜院に所属している時代にそうやって鍛えてもらったんです。先輩に「私も主任になったので、教えるための知識がもっと欲しい」と相談をした時のことでした。「じゃあ、新人研修を見学しにくる?」と誘っていただき、早速学ぶチャンスを与えてもらえた!と喜んで参加したら、研修が始まる前に先輩から「永崎さん、ちょっと立ってもらえる?」と言われたんです。
何だろう?と疑問に思う私の横で先輩は言いました。「次回から新人研修を担当してくださる横浜院の永崎さんです」って・・・
いきなり新人研修の先生に抜擢されたんですね。
「永崎です。よろしくお願いします」と言うしかなかったです(笑)SBCメディカルグループのすごい所ってこういうことなんです。成長意欲がある人には、存分に学びの機会を与えてくれる。最終的に私は60人の新人さんの前に立ち、1人で研修をするようになっていました。
そんなことができる看護師さんはなかなかいないですよね。
当時はプレッシャーで押しつぶされそうになるくらい張り詰めていました。でも、成長したいと思う私を見込んで機会を与えてくださった先輩をガッカリさせたくなかったですし、多くの人にフォローしてもらってなんとかやりきりました。すると研修の最後に私を抜擢してくれた先輩が「すごく頑張ったね!」と褒めてくれたんです。たくさん頑張って良かった、諦めないで良かった、と色々な思いが溢れて泣いてしまいました。
永崎さんがそうやって成長してきたので、後輩にも成長のチャンスを与えるよう意識しているんですね。
プロセスは辛いかもしれませんが、何かを達成した時の格別な喜びを小倉院のスタッフ全員に味わってほしいんです。個人の伸びそうなところを見つけて、為になりそうな研修を勧めたり、責任ある仕事を任せたりなどしています。達成の喜びは何かに挑戦して努力しないと味わえない感情なので、まずは挑戦の機会を多くつくってあげたいですね。実は私も今、挑戦中なんですよ。
何に挑戦しているんですか?
私は小倉院に異動後、「スキントップ会議」のメンバーに選んでいただいたんです。「スキントップ会議」は全国のSBCから選ばれた8人の代表者が月に一回、肌についての知識を教え合う会議です。そこで得た知識を自分が受け持つクリニックに教えに行って、全国のクリニックの肌に関する知識を底上げするのが目的です。
全国からたった8人しか参加できない会議に選ばれるなんてすごいです!SBCが誇る肌の精鋭部隊なんですね。永崎さんはどんなことを勉強するのでしょうか?
私の担当は、「シミの分類と症状への処置方法について」です。5種類に大別されるシミには、それぞれどのレーザー治療が適しているか?などを学びます。慣れていないと5種類の見分けもつきませんし、混在している場合や時期、ライフスタイルによっても処置は違うので学ぶことはたくさんあるんです。
一言でシミと言っても色々あるんですね。
私以外のメンバーは超ベテランの方ばかりなので、皆さんについていけるように必死です。毎朝出勤の1時間早くクリニックに到着して勉強しています。
キャリア7年で看護師主任を務める永崎さんでも勉強は必須なんですね。
超成長企業のSBCについていくためには、常に勉強中でいないとダメなんです。SBCには、地方院であろうと都内のクリニックであろうと平等に成長の機会が訪れます。後は自分が掴みにいくか、努力し続けるかどうかです。今日もこのインタビューの後に、全国の主任が集まる「主任会議」があります。皆さんから良い刺激をもらって小倉院に還元できるよう頑張って勉強してきます!