婦人科
仕事内容
採卵
六本木レディースクリニックは不妊治療・体外受精専門のクリニック。当院で最も大切な業務が、体外受精や顕微授精のために卵巣内の卵胞から卵子を体外へ取り出す“採卵”。看護師は、医師と胚培養士がスムーズに採卵できるように手術の介助を行います。採卵後は、胚培養士が卵子の個数や質等を観察。医師・胚培養士と連携して行う作業のため、チームワークが求められます。また、手術中の麻酔管理も看護師が行います。その際、患者様の状態(バイタルサインSPO2、心電図モニター)を確認しトラブルがないよう努めます。
外来サポート
外来業務では、医師に付き添い、処置の手伝いや当日来院される患者様の予約確認、診察に呼ぶ順番、診察内容の確認などを行います。また、手術日が決定したら注意事項を説明します。患者様のお話をしっかりお聞きした上でお悩みを把握し親身になることが大切です。
採血や点滴
AMH検査(卵巣予備能の指標となる検査)・クラミジア感染症検査・体外受精の治療に入る前に必要な採血検査を行います。また、採卵時に麻酔を希望される患者様には点滴のルートを取ります。“採血が苦手”という患者様でも安心して治療を受けられるよう横になって採血できるスペースを用意したり、“点滴の針が苦手”という方には麻酔テープを使用して針の痛みを軽減するなどの工夫をしています。
子宮鏡検査の介助
子宮内に炎症やポリープがあった場合は、移植の前に治療が必要になるため事前に検査を行います。
移植
受精した胚を子宮の中に移植する処置の介助を行います。
D&C(子宮内容除去術)
着床した胚の成長が止まった際に人工的に排出する手術の介助を行います。不安に思われる患者様の気持ちに寄り添いながら手術に向けての準備やご案内も行います。
お薬の処方
当院では患者様の体質や卵胞の成長に合わせたオーダーメイドの処方を行っているため、飲み方・効果・保管方法等を看護師が説明します。副作用があり飲み続けることが難しい患者様もいらっしゃるので、その際は別の処方をお出しします。また、ホルモン注射を患者様自身に使用して頂く際には、注射指導を1対1で行いできるだけ分かりやすく使用方法、効果、使用後の取り扱いについてお伝えします。
看護師無料相談対応
不妊治療を受けるか迷っている方のお話を聞き、取り扱い治療の説明や適切なアドバイスを行う無料相談も行っています。患者様の中には、様々な不妊専門クリニックで治療を受け、当院に来院される方も多いため、詳しい知識を身につける必要があります。とはいえ、当院の看護師は不妊治療未経験者が9割以上。6か月間の実務研修で、知識や技術向上注力を注いでいるので未経験の方でご安心ください。
後輩の指導・育成
新人看護師の指導を担当するプリセプターになれば、看護の技術やコツ、業務の手順、社会人としての心構えや接遇の基本などを教える必要があります。教えることは自身の成長にも繋がり、看護師として大きなステップとなります。
やりがい・魅力
六本木レディースクリニックでは、“母になりたいと願う女性”に対し医師をはじめ、コンシェルジュ、胚培養士、看護師全員が「患者様に寄り添う」ことを第一に考えています。
安心して治療を受けられるよう、患者様一人一人の状態をしっかり把握するために“担当医制”を取っていることも当院ならでは。
患者様を全力でサポートしているからこそ妊娠の喜びを共に分かち合うことが出来ます。
もちろん、妊娠したとしても、流産する可能性も。当院で診察を行っている“妊娠10週目”まで安定してきたら、無事に当院をご卒業となります。
妊娠が分かってから、胎嚢・心拍確認ができた時、治療を頑張っていた患者様を知っているからこそ自分のことのように嬉しく、自らのことも看護師として誇りに思います。
私達と一緒に看護師として不妊に悩む患者様のサポートをしていきませんか。
1日のスケジュール
- 8:20
- 出勤
- 8:30
-
外来の準備もしくは採卵の準備に分かれて作業
※採卵準備:
手術の介助になるため清潔操作や物品の展開、手術室の準備。
また、8:30から患者様がご来院され、9:00から手術開始となるので30分間に手術着へのご案内や、処方箋をお渡しします。※外来業務:診察室や採血の準備
- 9:00
- 朝礼
- 9:10
-
採卵の手術介助や子宮鏡検査の介助
※一人当たり30分で平均4~5名、多い日だと8名の採卵することも。
- 12:30
- ランチ(60分)
- 13:30
-
休診時間
翌日の採卵手術準備(物品のガス洗浄・滅菌等)、移植の準備、子宮鏡の洗浄
- 16:00
- 外来のサポート(診察や採血など)
- 17:30
- 終業