教えることへのやりがいが、新たな道を切り拓く
髙橋さんは採用部へ異動する前、受付カウンセラーとして働かれていたんですよね。
7年ほどクリニックで受付カウンセラーとして働いていました。お客様に寄り添いお悩みを引き出す、そして自身の知識をフル活用しお悩みを解決まで導いていくことがカウンセラーのお仕事です。そこではコミュニケーション能力やヒアリング力が身についたと思います。お客様が悩みを解消することで喜んでくださり、前向きになられていく姿を見られることが嬉しかったですし、そこに大きなやりがいを感じていましたね。
カウンセラーとしてキャリアアップを目指していくことも考えていらっしゃいましたか?
カウンセラーの仕事は好きでしたが、私自身は売上を伸ばすことを最優先に考えるタイプではなかった。売上を伸ばすことが好きなスタッフは他にもたくさんいて、そういう方々と競ってキャリアを積んでいくイメージはあまり持てませんでした。一方で、プリセプター(教育担当)やチーフとして、スタッフや後輩に教える立場になることが増え、教育の楽しさを実感するようになったんです。人に教えるうえで、プレッシャーを感じることもありましたし、教育の難しさに直面することもあったのですが、それ以上に学びが多くありました。そのため、頭の片隅でカウンセラー以外の道を模索していたんです。
なるほど、「教える」ということにやりがいを見出すようになったのですね!
当時尊敬していた先輩が「売上だけじゃなくて、自分の得意なことや興味のあることを伸ばしていくキャリアステップがあってもいいよね」と言ってくれたことをきっかけに、私のキャリアビジョンが変わりました。クリニックをよりよくしていくために、教育面からサポートしたいと考えるようになったんです。スタッフとの面談に力を入れたり、スタッフへSBCメディカルグループ(以下、SBC)の理念を伝えていくために自ら率先して理念を意識した行動を取ったりするようになりました。そうした姿勢を評価してくださった先輩に「リクルーター※という社内プロジェクトがあるよ」と教えていただいたんです。
※リクルーター…説明会や面接で先輩社員代表として現場のリアルを求職者へ伝える活動。
先輩の後押しで、自身の目指す方向が見えてきたのですね。
どのくらいリクルーターとして活動されていたのですか?
1年ほどリクルーターとして採用の現場に携わらせていただきました。その後は引き続きクリニックでの業務を続けていくと私自身思っていたのですが、採用部の方にお声がけいただいことをきっかけに採用部へ異動することになりました。リクルーターをしていなかったら今もクリニックでカウンセラーをしていたと思います。採用活動にリクルーターとして携わったのはほんの一部でしたが、その経験がとても楽しかったので採用部への異動は嬉しかったですね。
採用の現場へ、クリニックで働くスタッフのリアルな声を届ける
リクルーターとして携わっていたとはいえ、採用という未経験の領域に挑戦する姿勢がすごいですね!
実は、「採用とは」と検索するくらい右も左も分からない状態でした(笑)。数字目標などもクリニックで追っていた数字とは規模も組み立てかたも全然違いましたね。それでも、現場で学んできたことに置き換えながら身につけていきました。あとは、分からないところは先輩方がすごく丁寧に教えてくださるのでとても感謝しています。今も先輩からのアドバイスを素直に受け止め吸収していく日々です。
髙橋さんが採用部で担当している業務について教えてください。
看護師の採用をメインで担当しています。採用計画を立てていくうえで、どういう人がSBCの看護師にマッチしているのか、どのような想いを持った人がSBCに魅力を感じてもらえるのかということを模索しています。
受付カウンセラーではなく、看護師の採用を担当されているのですね。
正直なところ、私もてっきりカウンセラーの担当かと思っていたので驚きましたね(笑)。最初は看護師をどのような基準で採用したらいいのか戸惑ってしまいました。なので、現場で活躍するいろんな看護師の話を聞いて回ることにしたんです。そもそも「看護師」とはどんな仕事なのか、病棟では何を求められていて、美容医療の現場とは何が違うのか、働き方にはどのような違いがあるのか。そういったことをヒアリングしていきました。
実際にヒアリングを行うことでどのようなことを感じられましたか?
クリニックで一緒に働いていたのでどんな仕事をしているかはなんとなくイメージできていたつもりだったんです。でも、自分の想像していたこととは違う業務ややりがいなどの新しい発見があり、とても勉強になりました。改めてSBCの看護師の仕事について理解を深めることができたいい機会だったと思います。だからこそ、クリニックで頑張る看護師の想いに採用からも応えていきたいなと思いましたね。現場のスタッフからもたくさんのことを教えていただいています。
現場の声を汲み上げた採用につながっていきそうですね。
ご自身の現場の経験は採用部でも活かされていますか?
説明会や面接などで、現場のリアルな声を伝える際に活かされています。リクルーターのときも感じていましたが、求職者が不安に思っていることに対して、自身が現場で経験したことを現場の目線で伝えてあげられることは強みだと思っています。また、自身が現場を経験しているからこそ、現場感を意識した採用活動に引き続き取り組んでいきたいと思いますね。SBCがこれから目指す方向性というのも、もっと採用部の目線から現場へ落としこんでいきたいと考えています。
採用部へ異動してくる前に想像していた「採用部」とギャップを感じられることはありますか?
自分が想像していた以上に大変なことをしているんだなというのが異動してきた直後に感じた素直な感想ですね。クリニックで働いていたときや、リクルーターとして採用に携わっていたときには見えていなかった部分が多かったです。なので、正直「私に務まるのかな…」と異動してきたばかりの頃は不安に思っていました。でも、採用について学んでいくうちに、知れば知るほど奥が深いものだと分かっておもしろさを感じるようになったんです。それからは、視野を広げて採用活動へ取り組むことができていると思います。
カウンセラーとして働いていたときに比べ、他部署など横の関わりも多そうですね。
そうですね。新しい企画もいろんな部署と連携し、サポートしていただく必要があります。自分だけの考えで突っ走れるものではなく、自分のアイディアや想いを形として実現する難しさを感じていますね。クリニックで働いたときもチームワークはとても大切でしたが、今はそれ以上に横のつながりやチームワークの重要性を感じています。それと同時に、協力してもらえる体制があることに感謝しています。
採用を通して感じた会社をつくっていく大きなやりがい
採用部としてのやりがいをどのようなところに感じていますか?
これからのSBCをつくっていくうえで「人」の部分はとても重要です。そういった会社の軸の部分に携われているんだなと思うと嬉しいですね。施術を受けにクリニックへ行ったとき、クリニックのスタッフが自ら「わたし〇〇年に入社したばかりなんです」と申告してくれることがあるんです。そのように私が関わった採用で入社してきてくれた方と話すことができるのも楽しいです。採用を通して共に働く仲間が増え、クリニックが増え、会社がつくられていく。そう思うとすごく重大なミッションだなと思う反面、大きなやりがいを感じられます。自らのスキルを高めてもっと会社に貢献していきたいですね。
会社を支える基盤となる「人材」を担っていく大切な役割だからこその、やりがいがありそうですね。髙橋さんが仕事をするうえで大切にしていることはなんでしょう?
「挑戦を楽しむ※」ことを大切にしています。行動指針の1つなのですが、受付カウンセラーとしてクリニックで働いていたときから現在までずっと変わらないですね。特に採用部へ異動してきて知らないことや分からないことが多く戸惑っていたときも「楽しむことができているかな?」と振り返る機会をつくっていました。楽しめていないなと感じたときは、なんで楽しめていないのかと原因を探ることによって改善策が見えてきます。そうやって考え方を変える癖は現場で身についたものです。辛いと思いながら仕事をするのではなく、考え方や視点を変えて楽しみながら取り組めるように心がけています。
※「挑戦を楽しむ」…SBCの行動指針の一つ。お客様(患者様)のためになると思うことには、失敗を恐れずに挑戦しつづけ世の中に新しい価値を生み出す。
挑戦を楽しむ気持ちが今のキャリアへつながっているように感じます。
それでは最後に今後の目標を教えてください!
SBCは「世界一社会に貢献する伝説のメディカルグループになる」ことを目指しているので、それに似合った採用をしていきたいです。会社が成長していくうえで採用数も必要ですが、質を担保することも大切だと思っています。採用の現場で出会った方々にSBCの理念や考え方をしっかりと伝えていき、そこに共感してくれる方や、これからのSBCをさらによくしていきたいと強い思いを持っている方を増やしていきたいです。