今回は湘南AGAクリニック大阪院所属の看護師(副主任)三上さんに入社された経緯や、AGAクリニックでのやりがい、管理職としての取り組みなどについてお聞きしました。
※AGAクリニック大阪院…薄毛治療や脱毛、アートメイクなどの施術をメインで行なっているクリニック
AGAクリニックの看護師は、みんなゼロからのスタート
三上さんは脳外科や頭部損傷などを扱う救命救急センターに勤めていらっしゃったと思うのですが、なぜSBCメディカルグループ(以下、SBC)へ入社しようと思われたのでしょうか?
勤めていた病棟に対し信頼を失うような出来事があり転職を考えるようになったことがきっかけです。自分の経験と知識を活かすことができ、臨床とは違う新しいフィールドを探していた先に見つけたのが美容医療の現場でした。当時は女性だけが働いているイメージを持っていたのですが、SBCで活躍する男性看護師の採用記事を読んで男性でも管理職で活躍できるのかと興味がわきました。元々は、臨床現場で管理職になることを目標にしていたので、SBCで管理職として活躍する道を目指すのもいいかもしれないと思ったんです。
なるほど、管理職で活躍できる環境に魅力を感じSBCへ転職することにしたのですね。
病棟に残るか、美容医療の道へ進むか本当にギリギリまで悩みました。ですが、長い人生の中で「SBCへ行かない」という選択をしたら、後々後悔しそうだと思いSBCへの入社を決意しました。また、相川代表の経営理念に深く共感したことも入社を決意するうえでとても大きなポイントでしたね。
病棟での経験はAGAクリニックで活かされていますか?
知識としては全く異なるので、ゼロから身につけていきました。入社したばかりのときは、プリセプター(教育担当)の方にマンツーマンで教えてもらう時間を設けていただきつつ、自宅に帰ってからも自己学習を積み重ね知識をつけていきましたね。ただ、看護師としての働く姿勢、採血やオペの介助など基礎的な看護の技術は今の現場でも活かされています。そこに新しく知識や技術を肉付けしていったイメージです。個人差もあると思いますが、入社してから半年間の研修期間で知識や技術は十分に身につけることができると思います。
AGAクリニックの看護師として働くうえで手先が器用であることは重要なのでしょうか?
植毛術に関しては顕微鏡の下で1.1〜1.2㎜の穴に植え付けていく作業になるので、器用さは必要かもしれません。正確さとスピードが求められる作業なんです。1時間で400本植毛できると一人前と言えるレベルになりますね。植毛術以外の業務は特別器用じゃなくても大丈夫だと思いますよ!
自分の意識を変えたことで、お客様・スタッフに認めてもらえた喜び
SBCに入社されてから働く環境としてどのようなところに違いを感じられましたか?
以前の職場では患者さんとして接していましたが、SBCではお客様としての対応を求められるようになったことが一番の違いだと思います。SBCが接遇を大切にしている会社なのは知ってはいましたが、自分がイメージしていた以上でした。正直、入社してから一番戸惑ったのは、接遇と診療がここまで違うのかというギャップでした。
具体的にどのようなところに戸惑いを感じられたのでしょう?
例えば、笑顔。お客様の不安を取り除き、リラックスしていただくためにも私たち看護師が笑顔でお客様と接することは大切です。ですが、私の場合、今まで病棟での仕事中に笑顔を見せることなんてなかったんです。なので「笑顔で接してくださいね」と先輩にアドバイスいただいても自然な笑顔が全然つくれなくて…。自分では笑顔で接しているつもりでも周りからは「まだ足りないよ」と言われ続けていましたね。さらに私は声も低いのでより相手に怖い印象を与えてしまうことにも悩みました。笑顔と声のトーンを常に意識し続け、3年経ってやっと克服できたように感じます。今でも声のトーンは無意識のうちに低くなってしまうので気をつけていますね。
なるほど。表情や声の使い方がまったく異なるのですね。
とはいえ、そういった慣れない環境で辛くはありませんでしたか?
実は、入社して1ヶ月くらいは辞めようと思うほどしんどかったです。でも、私はSBCで管理職を目指すという強い覚悟で転職してきたので、ここで辞めるわけにはいかないと踏みとどまり全力で改善に努めました。あとは、辛い時期を支えてくれたスタッフの存在が大きかったです。人に指摘する側も嫌だと思うのですが、そのスタッフはいつでも「もっとこうしたほうがいい」と真正面から向き合ってくれました。私のためを思ってアドバイスしてくれていることが伝わってきたからこそ、私自身も変わらなくてはと思えたんです。
自分のことを心から考えてくれる方がいるだけで、だいぶ気持ちが救われますよね。
今思えば、自分が変わることができるいいチャンスだったなと思いますね。実際にスタッフからは「すごく雰囲気が優しくなりましたね」と声をかけてもらい、変化を認めてもらえることはとても嬉しかったです。頑張って自分を変えることができてよかったなと思います。このような変化はお客様との関係にも表れているんです。あるとき、お客様に「今まで対応してくれた人の中で一番丁寧だった」と仰っていただいたことがあるんです。私は施術が早いほうなので、短い時間の中でもお客様に満足していただけたのは、接遇を意識したコミュニケーションや声かけができていたからだと思います。
三上さんはAGAクリニックでのやりがいをどのようなところに感じていますか?
AGA治療は効果を実感していただくまでに半年から1年ほどかかります。AGA治療以外を扱う科目の施術に比べたら、満足度はすぐには得られにくい。でも、その分お客様の治療の経過や変化に寄り添うことができます。さらに、自分が治療を行ったお客様のコンプレックスが改善されていく喜びを共有できるのは嬉しいですし、AGAクリニックならではのやりがいだと思いますね。
年月を要する再診回数の多い治療だからこそ、お客様との信頼関係も深まりそうです。
男性看護師だからこそ役に立っているなと感じる部分はありますか?
男性の脱毛に関しては、男性看護師として求められることは多いかもしれません。関西圏だけではなく、四国や中国地方からも男性看護師が多い当院に通われる方もいらっしゃるほどです。異性だと恥ずかしいということもありますが、同性に共感してもらえる安心感もあるのだと思います。
「AGA大阪院が一番働きやすい」と言われるクリニックを目指して
三上さんは管理職を目指してSBCへ入社され、現在、副主任として活躍されていますが、副主任となった難しさはありますか?
副主任として難しさを感じているところは、やはり人の育成ですね。特に最初は伝え方に苦労しました。病棟に勤めていたときは、世間一般的にこれが正しいというデータのもと後輩に指導することが多かったんです。でも、SBCではスタッフや後輩に指導する際に「ここおかしいですよね?」と伝えるのではなく、「ここってなんでこうなっているのか教えてもらってもいいですか?」というようにまずは相手の考えを聞いたうえで、そこに対してこちらの意見を伝えていく。私自身は物事を端的に伝えたいタイプだったので、最初は戸惑いました。でも、そうすることで相手が否定された気持ちにならず、こちらの意見を受け止めやすくなることを知り、伝え方は重要だなと思いましたね。
なるほど、伝え方一つで印象がだいぶ変わりますね。
特に私の場合はにじみ出る雰囲気が相手に怖い印象を与えてしまうことも多いので、他のスタッフと同じことを伝えたとしても怒っているように受け取られてしまう可能性があります。なので、余計に伝え方は意識していますね。また、スタッフが相談しづらかったり、スタッフが萎縮してしまって声がかけにくかったりということを防ぐためにも、雰囲気は少しでも柔らかくできるように気をつけています。
今後、副主任として力を入れたいことはありますか?
今まで役職者が不足していたためスタッフと定期的な面談を行うのがなかなか難しかったのですが、私が副主任になったことでそこに当てる時間を確保することができるようになりました。なので、なんでも言いやすい環境や関係性をつくっていくためにも、スタッフとのコミュニケーションに力を入れていきたいです。面談で今まで以上にしっかりと不安や悩みを傾聴したり、よかったところを褒めてあげたりできるといいなと思います。
スタッフへの想いが強いのですね!
SBCが掲げる理念にお客様、スタッフ、社会の3方に対して幸福を追求する「究極の3方良しを実現する※」というものがありますが、私個人としてはその中でも特にスタッフの部分を大切したいと思っています。例えば、同じ10人でも、楽しく働いている10人のほうがきっといいパフォーマンスができると思うんです。なので、なるべくスタッフの意向に沿うようにしてあげたいですし、仕事とプライベートのバランスが取れるようにしてあげたいですね。
※「究極の3方良しを実現する」…SBCが掲げる理念。全スタッフの物心両面の幸福を追求すると共にお客様に最高・最良の美容・健康・医療サービスを提供し世界一社会に貢献する伝説のメディカルグループになる。
三上さんの今後の目標について教えてください!
スタッフとのコミュニケーションスキルをさらに伸ばしていきながら、管理職としてキャリアを積み上げていきたいです。売上ももちろん大切ですが、なにより一緒に働くスタッフに「AGAクリニックの中でも、大阪院が一番働きやすい」と言われるようなクリニックを目指していきたいですね。
スタッフの皆さんの働きやすさを大事にするからこそ、活気溢れたクリニックになっていくのですね。それでは最後に、SBCメディカルグループのAGAクリニックに興味がある方へメッセージをお願いします。
美容医療の現場においても、人のために働くという看護師としての志が変わることはありません!SBCではいろんな経験やバックグランドを持った人が働いています。看護師として「お客様に笑顔になってもらいたい、満足してもらいたい」という気持ちがある方なら、AGAの知識がないからとあまり深く考えずにぜひ挑戦してほしいと思います。