本日は、湘南美容クリニック大阪駅前院でクリニックプロモーションプランナーとして働く白柳さんに、SBCへの入社経緯や前職の経験が活かされていること、仕事のやりがいなどについてお聞きしました。
SBCの理念やビジョンに共感。成長できる自分をイメージし転職を決意
白柳さんは、前職でもデザインやSNSに関わる仕事をされていたのでしょうか?
前職は保育士だったので、デザインやSNSに関わる仕事をしたことはありませんでした。
保育園では、子どものお世話・季節に合わせたイベント企画・クラスの装飾・保護者に渡すお便りや運動会のプログラム作成など、多岐にわたる業務を行っていましたね。その際に、イラストやデザインを求められることがあり、少しだけ携わっていました。
保育士から転職をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
私に弟がいることもあり、幼いころから保育士になることが夢だったんです。保育士時代は、実際に子どもの成長を近くで見守れることにやりがいを感じていましたし、会話をすることがすごく楽しくて充実した日々を過ごしていました。
ただ、勤務先の園長先生と目指す方向性が違うと感じることがあり、一度保育士とは違う仕事をしてみようと考え始めたんです。
保育園を退職したあと、興味のあったデザイン関係の仕事に就きたいと思い、ハローワークの職業訓練校でPhotoshopやillustratorなどの基礎的なスキルを習得しました。
職業訓練校でデザインについて学ばれていたんですね!その後、転職活動はスムーズでしたか?
それが、かなり難しくて(笑)。
飲食店のメニューや看板のデザイン制作をする有名なデザイン会社に応募したのですが、経験者採用のみと言われ選考に進むことが出来ませんでした。
そこから、実務経験がなくても未経験から活躍できるデザイン会社に絞って転職活動をすすめていたところ、SBCのクリニックプロモーションプランナーの求人を見つけたんです。
クリニックプロモーションプランナーの仕事はSNS運用がメインですが、ギャップはありませんでしたか?
求人を見たときに、興味のある美容医療とSNSを掛け合わせた仕事で「楽しそう」と感じました。それと同時に、好きなことが詰まった仕事だったので「やってみたい!」とも思ったんです。
そこから採用HPでSBCについて調べ、ビジョンとして掲げている会社の目指す方向性や『究極の三方良しの実現』という企業理念への共感が応募の決め手となりました。
総合医療グループとして世界No.1を目指しているSBCであれば、会社の成長と共に自分自身も成長できると感じたんです。
自分の裁量で仕事を進められることが魅力。未経験の部分はスキルよりも意欲でカバー
現在の業務内容について教えてください。
主にSNS(Instagram、TikTok、YouTubeなど)の企画立案・撮影・編集・分析、さらにクリニックホームページの管理・更新の他、院内掲示物の制作も行っています。
SNSアカウントは、湘南美容クリニック大阪駅前院と兼井院長の2つのアカウントを運営。YouTubeに関しては、外部の制作会社と連携して、動画の企画立案・制作会社との打ち合わせ・動画撮影などを行っています。
YouTubeの運用は外部業者と連携されているとのことですが、どのように進めているのですか?
兼井院長の推したい施術や季節的に市場の需要がある施術などをピックアップの上で企画を立案し、月に4本撮影を行っています。
もちろん兼井院長から企画の要望もあるのですが、届けたい視聴者にどうすれば興味を持ってもらえるのかを考えながら、企画と流行のギャップを埋めることも私の仕事。流行っている撮影方法やバズっている企画などを制作会社の方から確認しつつ、企画案をこちらで考えていきます。
また、兼井院長が話す台本も言いやすい内容に整えたり、医師本人が言いそうなセリフを盛りこんだりと細かい調整も行っています。
多岐にわたる業務を担当されているんですね…!幅広いスキルが必要だと思いますが、どのように習得されたのでしょうか?
入社後は6か月の研修期間があり、そのうちの1か月間は配属先とは異なるクリニックでプリセプター(※)に基礎的な知識・スキルを教えてもらいました。
しかし、Photoshopやillustratorなどのソフトが使えたとしても、私たちが取り扱う美容医療の正しい知識を身に付ける必要があります。そのため、医療に関する知識習得には苦戦しましたね。
(※)教育担当の先輩スタッフのこと。
1カ月間の研修終了後に、業務などのギャップは感じませんでしたか?
1か月間の研修が終わると、いきなり1人で湘南美容クリニック大阪駅前院と兼井院長のSNSを全て任されてびっくりしました(笑)。できることから少しづつ担当するのだと思っていたので、正直最初は戸惑いましたね。
でも、クリニックのスタッフが優しくてステキな方ばかりで、積極的に撮影に協力してくれたり相談に乗ってくれるので、最初は手探りでしたが問題なく運用することが出来ました。
ただ、兼井院長の得意施術やクリニックの強みなども含め、覚えることが沢山あったので、慣れるまでは大変でしたね…。
1か月の研修期間でスキルは習得できましたか?
1か月で全てを習得することは難しいと思っていたので、研修期間中は積極的に先輩スタッフに質問をしながら習得を進めていきました。
また、社内チャットで他院の同職種のスタッフに質問をすることもありましたね。社内で定期的に相談会を開催しているのでそこで教えてもらったりと、いろんな方とコミュニケーションを取りながら学習を進めていきました。
覚えることも多いですし、慣れるまでが大変そうですね…。
そうなんです。でも、実はクリニックプロモーションプランナーとしてやるべきことはルーティン化されているので、慣れてくるとタスク管理のほうが重要になってきます。
入社して間もない頃は、時間が足りずにスケジュールの管理に四苦八苦していました。そんなとき、クリニックのスタッフがお菓子を持ってきてくれたり、帰るときに「今日もありがとう!また明日ね」と声をかけてくれたりとみんなが気にかけてくれたんです。
忙しい日々に心が折れそうになることもありましたが、職場環境やスタッフに恵まれていたおかげで、もっと頑張ろうと思えたんです。
たくさん悩みながらここまで成長されたと思いますが、クリニックプロモーションプランナーとして必要なスキルは何だと思われますか?
SNSが好きで美容医療に興味があることが一番大切だと思いますね。
SNSは流行の移り変わりが早いので、最新情報をリサーチしてキャッチアップするスキルは必要です。美容医療も同様に流行があるので、常にアンテナを立てて最新情報をキャッチアップできると入社後の知識習得もスムーズだと思います。
また、ホームページのバナーや院内の掲示物を制作することも多いので、illustratorやPhotoshop・CANVAが使える方は即戦力として活躍できるのではないでしょうか?もちろん、入社後にAdobe習得の研修があるので、入社前に必ず使える必要があるということではありません。
工夫と改善を繰り返し、全国1位の実績を出した仕事術とは?
クリニックプロモーションプランナーとして業務をする中で、印象に残っていることはありますか?
全国にクリニックが200院以上ある中で、湘南美容クリニック大阪駅前院がLINE経由での予約件数ランキング1位になったことです!
これは、LINEの配信時間帯をターゲットの年代に合わせて変えることで予約に繋がったのだと思っています。たとえば、20代には夜10時・ミドル世代は夜9時など、たった1時間の差でも成果は大きく異なります。また、一斉に同じ内容を配信するのではなく、施術内容×年代×居住地などでカテゴリー分けをし、配信するよう工夫しました。
クリニックの役職者からも「すごいね!大阪駅前院で1位になったことないよ!」と驚きと称賛の言葉をかけてもらえたことが嬉しかったですね。他にも、クリニックのスタッフから「おめでとう!」の言葉をたくさんいただきました。
全国1位は本当にすごいですね!そのほかに成果が出た事例はありますか?
TikTokでマイクを使って話すスタイルが流行ったときに、施術の症例を伝える企画で取り入れてみたところ、初めて1万回再生を達成しました!狙った企画がバズったときは、本当に達成感を感じられますね。
さらに最近では、「YouTubeを見て来院しました!」と言ってくださるお客様も増えています。これは、施術に関する投稿と具体的な金額をセットで掲載したことがお客様に響いたようです。その際、あえて低価格であることをアピールするのではなく、来院時にギャップが生まれないように最適な価格を表記することで、お客様に信頼されたと感じています。
素晴らしい取り組みですね!逆に失敗経験はありますか?
たくさんあります(笑)。たとえば、バズると思って投稿した動画がまったく伸びなかったときです。
最初の頃は、時間をかけて作った投稿内容が思うような結果が出ずに心が折れそうになることも多々ありましたが、今は「これはユーザーに響きづらい企画だったんだな。それが分かってよかった。次の企画はどうしよう?」と前向きに捉えるようにしています。
工夫と改善の繰り返しですね!兼井院長のアカウントも運用していると聞きましたが、工夫している点はありますか?
湘南美容クリニック大阪駅前院は、全国でも珍しい女性の院長なんです。でも兼井院長の性格は、さばさばしていてかっこいい感じ。そのため、クリニックのデザインも先生の雰囲気に寄せています。具体的には、女性院長だからピンク系のふわったした色味ではなく、優しさの中にも少しカッコいいイメージになるよう強めの赤を入れるなど工夫をしています。
また、兼井院長の得意施術が豊胸や婦人科形成なのですが、SNSとの相性が非常に悪いんです。そのため、イラストと言葉で表現するなどの見せ方も工夫しています。
医師以外のスタッフとも連携をして運用されているのでしょうか?
クリニックのスタッフにも協力をしてもらいながら運用しています。
時には、クリニック内で勉強会を開いて撮影方法の勉強をしたりすることもあるんですよ。
勉強会では、どのようなことをしているのですか?
たとえば、お客様の施術前と施術後の症例写真を撮影する時。私ではなく、受付カウンセラーや看護師のスタッフに撮影を依頼することが多いのですが、写真の構図や明るさなどの撮影方法にばらつきがあると上手く比較ができず、写真を使用することが出来なくなります。
せっかくお客様の写真を症例としてSNSで紹介することが出来るのに、肝心の素材が使えないのはもったいないので、その対策として勉強会を開催することにしたんです。
勉強会では、撮る角度・ピントの合わせ方・明るさの設定などをまとめたスライドを作成しスタッフに共有しました。その結果、誰が写真を撮っても構図や明るさが統一されるようになったんです!
クリニックのスタッフを巻き込み、全員で取り組んでいるのが素晴らしいです!
ありがとうございます!
また最近では、役職スタッフへ成果報告だけでなく、クリニック全体のミーティングで成果を報告する機会も増えました。SNSの施策も私一人だけが考えるのではなく、ほかのスタッフからのアイデアを採用することもあります。クリニック全体を巻き込んで集客できるよう連携を取っています。
タスク管理や決断力。仕事で身につけたスキルが内面の成長に
SBCに入社をして、成長したと感じる瞬間はありますか?
特に成長したと感じることのは、タスク管理能力が身についたことです。現在、複数アカウントを運用する中で、それぞれ月に何本投稿をするか決めて進めているのですが、投稿や企画が滞りなく進むよう管理しなければいけません。自分のスケジュールだけでなく、兼井院長やスタッフなどのスケジュールを把握しつつ進めていく必要があるため、管理能力が身についたと感じています。
さらに、SNSマーケティングの知識もより深まったと思いますね。流行をリサーチして企画立案し、バズることを狙って投稿することが楽しいです。それに伴って決断力も身につきました!
様々なスキルが身についたんですね!白柳さんは、どのような人がクリニックプロモーションプランナーに向いていると思いますか?
SNSが好きで、美容医療に興味があるということは大前提ですが、1人の作業を楽しめる方に向いています。
さらに、クリニックのスタッフや、所属院によっては外部の制作会社とのやり取りがあるので、コミュニケーション能力も大切ですね。医師やスタッフのやりたいことを言語化し、企画に落とし込むことも求められるので、医師やスタッフとの会話はとても重要です。
企画を進める上でコミュニケーションは重要になりそうですね!白柳さんの今後の目標を教えてください。
PDCAを意識して、効率的に集客ができるようになりたいです。少しずつSNS経由で集客が出来るようになってきましたが、今後も試行錯誤しながらクリニックを盛り上げていきたいと思っています。
また、仕事だけではなくプライベートでも笑顔を忘れず、感謝の気持ちを伝え、周囲に良い影響を与える人になりたいですね。このように思ったのも、クリニックに憧れるステキなスタッフがたくさんいるから。SBCには、仕事に一生懸命で、プライベートも充実している目標にしたいスタッフがたくさんいるんです!そんな尊敬できるスタッフのためにも、もっと頑張りたいと思っています。
素敵な目標をありがとうございます!最後に、未経験からクリニックプロモーションプランナーを目指す方に向けて、メッセージをお願いします。
クリニックプロモーションプランナーは基本は一院に一人体制なので、心細いと感じることがあるかもしれません。でも、他院で活躍している同職種との横の繋がりもあるので大丈夫です!なにより、裁量を持って取り組めますし、自己成長にもつながります。
クリニックの売上げに大きく影響を与えられる達成感を感じられるので、向上心があり成長したい方におすすめです!
今日は様々なお話をありがとうございました!白柳さんの今後の活躍に期待しています!