今回は、湘南美容クリニック福岡院にてアートメイクや社内資格(スキンチェッカー)取得などの幅広いスキル習得を経て、豊洲研修センターにて医療脱毛の専任講師として研修生の教育指導を担当している濵田さんにお話をお聞きしました。
前職は病棟看護師。“常に新しい挑戦ができる場所”を求めてSBCへ転職
前職は、病棟にて働かれていたとお聞きしました。どのような想いで、SBCに転職されたのでしょうか。
SBCに入る前は、大学病院の個室病棟で勤務をしていました。精神科・産科・小児科以外の患者さんが入院される病棟だったので、各科について幅広く知識を持つ必要がありましたね。大変な事もありましたが、やりがいを感じながら働いていました。
しかし夜勤が多く、身体に負担のかかる過酷な働き方をしていたので、長期的に働き続けるイメージが湧かず、将来について考えるようになりました。
この先、複数の病院を転々とするよりも一つの職場で長く働きたいと思うようになり、転職活動を経てSBCに入社しました。
そうだったのですね。前職と同じ病棟ではなく、美容クリニックに興味を持った理由はなんだったのでしょうか。
病棟勤務時代の同期が美容好きで、「今日は美容クリニックでこんな施術をしてもらった!」と、自分の受けた施術の話を嬉しそうにしてくれたことがきっかけの一つです。
話を聞いているうちに、私もどんどん美容医療に興味が湧いてきて。ちょうど転職を考えている時期だったので、新しい分野に挑戦したいと思い、美容クリニックを選択肢に入れました。
同僚の方の体験から美容医療を身近に感じられたのですね。美容クリニックが多くある中、濵田さんがSBCに入社を決めた理由を教えていただけますか。
さまざまな美容クリニックを調べていくと、SBCは施術数が300種類以上と多く、症例数の多さや施術に使用する機械も充実していると感じたんです。
施術数の多さも魅力に感じましたが、私にとってSBCの一番の魅力は、“教育体制”が整っていることでした。新しい職場できちんと知識・技術を学び、年齢を重ねても長く働きたいと思っていたので、すごく惹かれたことを今でも覚えています。
入社前からSBCの情報を沢山調べていたんですね!印象に残っている情報はありますか?
採用ホームページの“リアルボイス”で実際に働いているスタッフのインタビュー記事を読んだのですが、とても参考になりました。
1か月間の集合研修を受けた後、クリニックに配属されてから後輩育成を行うプリセプターの先輩スタッフが研修期間中についてくれることを知ったのも“リアルボイス”でした。
何か不安なことがあったら、身近に聞ける先輩スタッフがいると知り、心強いなと感じたことを覚えています。
リアルボイスに興味を持っていただけて、とても嬉しいです!濵田さんが、SBCに入社してよかったことはなんでしょうか。
人間関係にすごく恵まれていて、生き生きと楽しく仕事をしているスタッフが周りに多いのでモチベーション高く働けていることです。ポジティブな人と一緒に働いていると、私まで意欲が湧いてきます。いい環境で働くことは大事だと改めて気づきましたね。
病棟で勤務していた時は、人命にかかわるので、明るい雰囲気というよりはピリピリしていることも多々あったのですが、SBCでは“キレイになりたい”と想うお客様に施術をして、喜んでもらえるので病棟と雰囲気が全く違います。
だからでしょうか。SBCに入ってから、気持ちが前向きになれている気がします(笑)。
入社後にギャップはありませんでしたか?
施術数がかなり多いので、きっと毎日忙しいだろうなと覚悟はしていましたが、想像よりも多岐にわたる施術を勉強しなくてはいけないので大変でした。
でも、研修制度が充実しているから、技術や知識を長期的に習得できるというメリットもあるんですよね。これもSBCに入社してよかった部分だと思っています。
キャリアの選択肢が多いSBCだからこそ叶えられる夢。入社してから専任講師になるまで
濵田さんは、2021年にSBCに入社された後、幅広いキャリアを積まれているとお聞きしています。
2021年に湘南美容クリニック福岡院に配属となり、スキンチェッカー(※)という社内資格があることを知り興味を持ちました。そこから勉強を重ね、2022年にスキンチェッカーの社内資格を取得。他にも、スタッフの業務割り振りを行うリーダー業務やアートメイクなど、やりたかったことをたくさん経験させていただきました。
その後、自分にとって次のチャレンジ目標が欲しいと思っていたときに、豊洲研修センターの専任講師の社内公募を目にしたんです。もともと人に教えることが好きだったこともあり、新しいことに挑戦したいという気持ちから、新入職者に脱毛技術を教える専任講師のプロジェクトに手を挙げることにしました。
※クリニックの中で皮膚科の技術や知識の指導を行うリーダー的なポジションのこと。
入社から短期間で様々なお仕事に挑戦されているんですね!新しい仕事に挑戦することに対して不安はありませんでしたか?
SBCには挑戦できる環境が整っており、やってみたいと思ったことに対して背中を押してくれる風土があると感じています。病棟では、「この仕事をするまでには数年の経験が必要」というようなポジションでも、SBCの場合は挑戦してみたい人には最短で取り組ませてくれます。
そのため、周りにも様々なことに挑戦するスタッフが居たので、入社してから間もない私でも、チャレンジすることに不安はありませんでした。
濵田さんが現在担当されている“豊洲研修センターの専任講師”とは、どのようなお仕事なのでしょうか。
豊洲研修センターは、2021年3月に開設された新人教育用の研修施設です。
SBCに入職した新人看護師は、この豊洲研修センターで1ヶ月間、脱毛施術などの技術習得を行います。入職2か月目には配属先のクリニックで勤務を開始するのですが、それまでに医療脱毛の施術を1人で行えるようにすることが私たち講師のミッションです。
2021年に開設ということは、豊洲研修センターもまだ新しい施設ですよね?
そうですね。私が豊洲研修センターの専門講師に着任したのは開設2年目のタイミングでした。研修体制は整いつつあるものの改善の余地もあり、他の講師スタッフと一緒に、よりよい研修内容にできるよう工夫と改善を重ねている最中です。
この豊洲研修センターでは、毎月80人前後の入職者全員に1ヶ月で医療脱毛に関する技術・知識を習得し、独り立ちしてもらうというミッションがあるのですが、研修生には器用な方もいれば不器用な方もいます。そこで、一人ひとりのレベルに応じて教育指導をおこない、モチベーションを高めながら知識習得できるよう意識しています。
研修生の成長が自分の成長。自分が関わった研修生の活躍が嬉しい
専門講師として感じるやりがいはなんでしょうか?
私たちの目標は医療脱毛の技術習得率を100%に近づけることなので、達成できなかった場時には講師たちで意見を出し合い、新しい取り組みを考えます。
その結果、研修生が1ヶ月のうちに驚くほど成長してくれると、素直に感動しますし、専任講師としてのやりがいも感じます。
濵田さんが新人教育にかける思いが伝わってきますね。たくさんの研修生を指導した中で、記憶に残っているエピソードはありますか?
器用ではないけれど、意欲を持って技術習得に取り組んでいる研修生がいました。彼女は左利きだったので、右利きの方と同じ教え方ではうまくいかず、左利きを活かした施術方法を習得する必要がありました。
そこで、苦手な部分を個別で一緒に練習したり、左利きで上手にできているスタッフのやり方を真似してもらったりと指導を重ねていきました。彼女も他の研修生よりたくさん練習し、とうとう苦手だった部位のスキルチェックに無事合格。「濵田さん!合格をもらえました!」と嬉しそうに報告してくれた姿が今でも印象に残っています。
利き手の違いで、施術方法も変わるのですね。研修生と向き合う中で何か気付きはありましたか?
講師として私が研修生を見ていると、成長のスピードが速い研修生に共通している点は“積極的”だということ。「ここを教えてください」と自ら質問に来たり、自分が受けたいテストを積極的に受けたり。研修中は私たちがサポートできますが、積極性のある新人スタッフはクリニックに配属になってからも、さらにレベルアップしているように感じます。
ちなみに、1ヶ月間の研修の中で、研修生をクリニック見学に連れて行くことがあるのですが、見学先のクリニックで元研修生と再会できるのも、専任講師としての楽しみの1つです。1ヶ月間、私と一緒に学んでくれた元研修生が、学んだ知識を活かしさらに新しい技術を習得しようとしている姿を見ると胸が熱くなります。
温かく見守ってくれている専任講師の皆さんの存在は、研修生にとってもきっと心強いでしょうね。濵田さんは、専任講師を担当されて何かご自身が変わった部分はあったのでしょうか。
私自身、指導力はもちろんのこと、研修生の進捗管理、業務改善などを通してマネジメントスキルは向上したと思います。中でも、コミュニケーション面は大きく成長できたのではないでしょうか。
当初私は、研修生が成長するために、厳しく接するべきだと考えていたのですが、豊洲研修センターに来て、指導者の対応によって研修生の成長の仕方も大きく変わるのだと気付かされました。
専任講師から怒られると研修生は萎縮してしまうので、やる気を引き出すようなポジティブな声かけが何よりも大事なんですよね。そこで、普段から研修生とコミュニケーションをとり、研修生の悩みを打ち明けやすいような関係性を作るようにしました。
今では「濵田さんは、以前より雰囲気が柔らかくなった」、「濵田さんが、研修生の声に丁寧に耳を傾けているのを見て嬉しくなる」と言われることもあります。きっと私もずいぶん、成長できたんだと思います(笑)。
専任講師をされた経験は、研修生に教えるとともに、ご自身の成長にもつながったのですね!ほかにも専任講師ならではのメリットがあれば教えてください。
専任講師になってよかった点は、やはり魅力的な人と多く出会えることでしょうか。豊洲研修センターで一緒に働いている専任講師のスタッフたちは、とても向上心が高くて素敵な方ばかり。一緒に働く中で、いろいろなことを吸収させていただいています。
また、普段なかなか一緒に働くことのないスキンマイスター(※)の方と働けたことも貴重な経験になりました。
スキンマイスターの方は指導力が優れているだけでなく、パワフルでポジティブな発信をされる方が多く、すごく刺激をいただけるんです。スキンマイスターの方に面談していただくと、視野が広くて指摘も的確なので、こういった視点も大切なんだなと勉強になります。
※人の育成・指導・管理を行える人材のことで、SBCにおける皮膚科治療のエキスパート。
SBCは誰もが成長できる場所。いろいろな働き方があって、可能性も広がる
改めて、看護師と専任講師の両方を経験された中で、それぞれの仕事の良さは何でしょうか?
そうですね。私は看護師も専任講師も、対応する相手が違うだけで、「相手が喜んでくれるために仕事する」という基本スタンスは変わらない気がしています。
例えば、看護師なら相手はお客様や患者様。自分の施術で満足していただけるよう、より丁寧に施術をして、その結果お客様が喜んでくださったら私も嬉しい。専任講師なら、自分の持っている知識や技術を研修生にわかりやすく教えた結果、研修生が成長できて喜んでくれたら私も嬉しいと感じます。
対象者は違っても、自分がしたことで相手に喜んでもらえると、仕事のやりがいにつながるので、看護師と専任講師、私はどちらの仕事も好きです。
入社してからさまざまなお仕事にチャレンジされてきた濵田さんですが、この先、新しく挑戦したい業務はありますか。
今回、専任講師として働く中でさまざまな出会いがあり、将来のキャリアについてもいろいろな選択肢があると感じているので、将来については実はまだ悩み中です(笑)。
今度クリニックに戻るときには、慣れ親しんだ皮膚科部門ではなく、新しい挑戦として外科部門に挑戦したいという思いがありますね。
外科ではオペ介助など医師のサポートが多くなると思うので、臨機応変に対応できる能力を高められたらと思っています。
最後に、SBCを目指す方にメッセージをお願いします。
SBCに入社して3年経ちましたが、この環境でまだまだ成長できると思えることが、今の私のモチベーションになっています。
SBCは様々な施術を取り入れていて、新しい知識を学び続けることができることが大きなメリットですし、看護師以外にも豊洲研修センターの専任講師のようにさまざまな働き方があるので、きっと長く働けるはずです。
美容医療に少しでも興味があったら、キャリアの選択肢が多いのはSBCだと思いますので、ぜひ一緒に働けたらと思います!