今回インタビューするのは、湘南美容クリニック新宿本院でメディカルサポーター(看護助手)として働く細山さんです。メディカルサポーター(看護助手)というと、病院や介護施設で働くイメージでしたが、美容クリニックで働くという選択肢もあるんですね。
そうですね。もともと「美容クリニックのメディカルサポーター(看護助手)になろう」と思っていたわけではないのですが、あるテレビ番組をきっかけにメディカルサポーター(看護助手)に興味を持ちました。
その番組は病院24時間密着ドキュメンタリーで、お医者さんが患者さんに対する想いを真剣に語っているシーンがあったんです。それがあまりにかっこよくて、私もこんな風に人を助ける仕事がしたいと思いました。でも、今から医者や看護師になるのはどう考えても現実的ではないですよね。
それで、資格がなくても医療に従事できるメディカルサポーター(看護助手)のお仕事を探されたんですね。
そうです。その当時は飲食店で勤務していたので、全くの異業種に挑戦したいという思いもありました。接客や人と関わることが好きだったので飲食店勤務も楽しかったのですが、「人と関わる」からもっと踏み込んで、「人を助ける」仕事をしてみようと思ったんです。たくさんの病院の求人を見ていく中でたまたまSBCメディカルグループを見つけ、美容医療の世界に興味を持ちました。
美容医療の中でも、SBCを選んだのはなぜですか?
当時はまだこの社員紹介のコーナーがなかったので、「どんな人が働いているのかな」と雰囲気を知るために、先生方のプロフィールやブログを見ていたんです。そしたら、ある医師の紹介文に感動してしまって。
なんと書いてあったのでしょう?
『私が美容外科医になって最も嬉しかった事。
二重の手術をしたお客様がデート中に私を見つけ、彼氏がトイレに行っている隙に「カレシができたんです!ありがとうございました!」と駆け寄ってきて知らせてくれた事。
きれいになるだけでなく、愛される、そのお手伝いが出来るのは本当に嬉しいことです。
美容外科という仕事、胸を張って天職と言えます』
って書いてありました。
かっこいいですね!
美容医療は怪我や病気を治す医療ではないですが、人の心や人生までも変えてしまう素晴らしいものなんだって感動したんです。
ぜひ、そんな想いのある医師や看護師のサポート、そして「綺麗になりたい」と願うお客様のサポートをしたいと思いメディカルサポーター(看護助手)として入社しました。
美容医療に興味を持ったということは、細山さんはもともと美容が好きなんですか?
いえ、それが入社するまではあまり興味がありませんでした。なので、医療はもちろんのこと美容に関しても全く知識がない状態からのスタートでした。
ゼロからのスタートとなると覚えることがたくさんありそうですが、大変ではありませんでしたか?
正直、はじめはとっても大変でした。研修中は泣きながら勉強していましたね(笑)。手術に使う物品の名前を覚えるだけでも想像以上の量でした。「鉗子(かんし)」といって、ハサミのような形をしている外科手術用具があるのですが、この鉗子だけでもたくさんの種類があるんです。ペアンやモスキート、キルナーやメッチェンなどなど・・・それぞれ使用用途は違うのですが、はじめは全く見分けがつかなくて苦労しました。
鉗子だけでそんなに種類があるんですね。覚えるのに苦労しそうです。
全然思い通りにいかなくて、入社したての頃ものすごく落ち込んだ時期がありました。SBCのレベルが高すぎて「私ここで働いていていいのかな、大丈夫かな」って不安になってしまったんです。
そんな時に、当時仕事を教えてくださっていた先輩看護師さんから「あなたのスピードは、SBCのクオリティじゃない」と言われてしまって。
それは落ち込みそうですね・・・。
一瞬、かなり落ち込みました。でも、逆に「これはもう不安になっている暇はないな」って思ったんです。
もうそこからは、なにくその精神でがむしゃらに働きました。今思うと、この時看護師に対する変な遠慮がなくなった気がします。
変な遠慮、ですか?
看護師はすごく忙しいので、今までは相談したいことがあってもタイミングを上手く掴めなくてうやむやにしてしまうことがあったんです。でも、それからは分からないことは全てその場でその都度解決するようにしました。
そのおかげもあり、スピードは格段に上がりました。先輩からも「ありがとう、できるじゃん」って言っていただけるようになって、すごく嬉しかったですね。
なんと言いますか、壁を突破した感覚でした。というか、知らないうちに自ら壁を作ってしまっていたことに気付きました。先輩たちはどんなに忙しくても、成長したいと思っている人にはきちんとサポートしてくれるんです。
良い仕事をするためには遠慮し過ぎはよくないんですね。細山さんは、普段メディカルサポーター(看護助手)としてどんな仕事をしているのでしょうか?
手術に使用する器具の洗浄や滅菌をしたり、お客様のご案内をしたり、手術中の体位交換に入ったり、術後の掃除、リカバリールームを作ったり物品の補充や発注をしたりと多岐に渡ります。一言で言うと、医者や看護師のサポート役ですね。
私は骨切りチームのメディカルサポーター(看護助手)なので、手術中や前後に使う物品の滅菌やメンテナンス、それに伴う業者対応なども任せていただいています。
業務の幅がとても広いのですね。
こうやって仕事内容をあげると大変そうに聞こえるかもしれませんが、とっても楽しいですよ。
SBCは医者や看護師みんなが十分すぎるくらいの頻度で「ありがとう」と言ってくれるので「今日もみんなのために頑張ろう!」とモチベーションに繋がっています。
私は他の病院を経験したことがないので分かりませんが、メディカルサポーター(看護助手)がこれだけ医者や看護師との距離が近いというのはSBCの特徴だと思います。「メディカルサポーター(看護助手)の立場から見てこれはどう思う?」と意見を参考にしてくれたり、相談してくれるんですよ。私の提案も積極的に聞いて採用してくれます。
風通しの良い環境なんですね。お客様と触れ合う機会もあるのでしょうか?
お客様と触れ合うのは待合室からオペ室までのご案内がメインになるので時間としては多くないですが、目の前のお客様お一人お一人との時間を大切にするようにしています。
例えば、いつも来てくださっているお客様に対しては「いつもありがとうございます」と一声かけるとか、カルテを見てお誕生日が近かったら「おめでとうございます」とお祝いの声をかけたりとか、ちょっとピリピリした雰囲気のお客様には「何かお困りのことはございませんか?」と伺っています。
そうすると「脂肪吸引した箇所がちょっと突っ張るんだけど」「腫れはいつ頃ひくの?」などとご相談いただけることもあるので、事前に先生にお伝えすることもできます。
短い時間の間にお客様の悩みを引き出してしまう細山さん、さすがですね。
いえいえ、何も特別なことはしていないんですよ。些細な事ではありますがお客様が安心できたり笑顔になれるような取り組みが少しでもできたらいいなと思っています。それに、前職の「笑顔でお客様の接客をする」というところから一歩踏み込んで、本当にやりたかった「頑張っている人のサポート」が出来ているのですごくやりがいがあります。
先日、手術後の撤収に入ったら、お客様が泣いていたんですよ。「どうしたんだろう?」とオロオロしていたら、泣きながら「綺麗にしてくれてありがとう」って仰っていたんです。「ああ、私はこんなに素晴らしい仕事に携わっているんだ」って感動しちゃいました。
美容医療の醍醐味ですね。最後に、細山さんのように美容クリニックでメディカルサポーター(看護助手)を検討している方へメッセージがありましたらお願いします!
年齢とか、今まで働いてきた職種とか、医療や美容に関する知識があるかどうかというのは全く関係ありません。誰でも、やる気があれば育ててくれる環境がありますし、常に最先端の美容医療を勉強することができます。
SBCメディカルグループは「世界一の伝説のクリニックになる」という目標に全員で向かって常に成長しているし、常に変化し続ける会社なので、そういう環境が苦ではない意欲的な方だったら楽しく働けると思います。メディカルサポーター(看護助手)は医療行為をすることは出来ません。ですが、常に上を目指して走っている医者や看護師のサポートができ、「キレイになりたい」と願うお客様の力になれることがメディカルサポーター(看護助手)の魅力です。
医者や看護師とこれだけ近い距離で一緒にお仕事できるのもSBCならではだと思います。お客様の笑顔や変化を間近で見ることの出来る、やりがいのあるお仕事ですよ!