今回は名古屋院で院長を務める高川先生にインタビューするのですが、まずは先生のドキュメンタリー『the Origin~情熱の源流~ 高川裕也 (名古屋院 院長)』をご覧ください!
照れますね(笑)。
名古屋院はまもなくリニューアルオープン、そしてもうすぐ栄院が新しくオープンするんですよ!
高川先生の名古屋院での成果はSBCメディカルグループの誇りですからね。名古屋院の拡張も、栄院の開院もこれまでの高川先生の功績からすると当然ですよね。
ここまでの道のりはあっという間でしたが、振り返ってみると色んな事がありましたね。5年前の名古屋院はそんなに予約はいらなかったですよ、正直。
そうなんですか?全国のクリニックの中で常に上位の成績を出している現在の名古屋院からは想像できないです。
2009年に研修を経て名古屋院に配属されたのですが、当時の名古屋院の院長が突然辞職されたんです。そして次の院長に任命されたのは、なんと入って間もない私でした。
入社してすぐに院長に就任されたなんてすごいですね!期待に応えようと燃えたのでは?
そうですね。「やるなら一番を目指したい」と思って、院の移転や組織体制の変革など改革を推し進めていきました。
ですが、改革を進めるほど、思いとは裏腹にスタッフと溝が出来ていきました。昔からいたスタッフ達が離れていってしまったんです。「自分が作りたかったものは、本当に名古屋1のクリニックだったのだろうか?」と自問自答を繰り返す日々が続きました。
先生でも悩むんですね。先生が目指していたのはどんなクリニックだったのでしょうか?
ずっと技術の卓越を目指してきました。それは間違っていなかったと思っていますが、それだけでは足りない。自分が作りたかったのは最高のチームだなと気づけたんです。
高川先生らしいですね。最高のチームを作るためにどんなことをされたんですか?
湘南美容グループ代表の相川先生の真似を徹底的にしました。相川先生が私にそうしてくださったように、私もまたスタッフ達に、自分の理念や想いを語り続けたんです。相川先生は経験を通じて、チームの作り方やその重要性を教えて下さいました。
次第に、業績が上がっていき、「なんで名古屋院ってそんなにすごいの?」と周りから聞かれるようになったんです。
SBC AWARDでの相川代表との1枚。高川先生は、ドクター個人売上部門で3位に輝きました。
名古屋院が現在のようなクリニックになるまで、そんな経緯があったんですね。
名古屋院の自慢はもう一つあって、名古屋院からたくさんの分院長が輩出されているんです。
品川院の長瀬先生も静岡院の中野先生も沖縄院の横山先生も、みんな名古屋院出身なんですよ!
それはすごいですね!沢山の分院長を育てられる高川先生の育成力ですね。秘訣は何なんですか?
いやいや、僕がすごいんじゃないんですよ。スタッフが優秀なんですよ。それで僕が活かされているだけですよ。
結局、そういう素晴らしいカウンセラーやナースを育てられる高川先生がすごいってことですよね?
そうですね(笑)!
これから、名古屋院や栄院をどんなクリニックにしていきたいですか?
名古屋院だからこうで、栄院はこう、といった意見は基本的にないんです。ただ、これまでもこれからも「Think Globally、 Act Locally」という考え方をずっと大事にしていきたいと思っています。
「シンク・グローバリー、アクト・ローカリー」、ですか?
「地球規模で考え、足元から行動せよ」。視野を広く持ち全体を俯瞰して物事を考えながらも、目の前にあることから一つ一つ行動していく、という意味です。
湘南美容クリニックは究極の三方良しを実現する伝説のクリニックを目指しています。ですから、判断に迫られた時は「伝説のクリニックならどうするか?」という視点で考えるようにしています。ですが、やるべきことは目の前にいるお客様に最高の医療を提供することに全力を尽くすことなんです。
目の前のことの積み重ねが大きな成果を作っているということですね。
本当にその通りです。でも確実に繋がっているんです。お客様への挨拶・笑顔、ちょっとした気配り、変化への気付き等、日頃の何気ないちょっとしたことの先にこそ究極の三方良しを実現した伝説のクリニックがあるんです。
名古屋院のみなさんとの一枚。
高川先生は全社の経営戦略をつくる会議への参加や、お客さまの感動を創造するWOWプロジェクトのリーダーといった、医師以外の取り組みも積極的にしていますよね?
全て一緒なんです。僕は医師として卓越したいと思っている。でもその卓越とは知識や技術だけでは成し得ないと思っています。手術に集中することが出来るのは最高のチームが最高に機能している状態だからこそ。そのためにはチームを作るために僕自身がリーダーとして成長することも、SBCメディカルグループ全体の基準がより高いレベルにいくことも同様に大事なことなんです。
この熱さこそが高川先生って感じですね!この先に目指しているものは何がありますか?
医師としては治療の先を提供できる医師になりたいと思っています。例えば、ずっと一重に悩んでいて「埋没の二重手術をしたい」と思っている18歳の子がいるとします。その子は限りあるお金を握りしめて、ドキドキしながら両親や友達にその相談をします。美容医療に対しては様々な意見を持つ人がいるので、「やりたいな。でも、周りの目が気になるし、反対する人もいるし、やめておこうかな」と悩みます。悩みながらも勇気を持って美容医療に一歩踏み出し、綺麗な二重を手に入れることが出来ました。
悩みが解消されて自信を得たということですね!
確かにその通りです。得たのは綺麗な二重、そして自分に対する自信。もちろん「欲しい結果が得られた」という事実は素晴らしいのですが、僕はそれ以上に「勇気を持って一歩踏み出して良かった」という経験が素晴らしいと思うんです。
なるほど、「その先」というのは「勇気を持って一歩踏み出して良かった」という成功体験ということですね。
そうです。美容医療を受ける中で「願いをはっきりさせること」「不安を乗り越えて勇気を持って踏み出すこと」「周りの力を借りること」といった事を経験しますが、これって自己実現していく上で必要な過程の一部ですよね。
「二重になってよかったね」、「明るくなったね」だけではなく、その先よりよい人生を歩んでいけるような関わりをしていきたいんです。
「勇気を出してよかった」という成功体験がこの先の彼女の人生に様々なチャレンジを添えていくんですね!
医師として「期待以上の結果を出す」ということはもちろん常に目指していますが、更にその先である「お客様がよりよい人生を歩んでいけるような経験」を提供することを目指しています。そのためにお客様に寄り添って悩みを聞いてくれるカウンセラーがいて、お客様の不安を取り除いてくれるナースがいて、最高のチームとして最高に機能している状態を作る。それが僕の目指している世界ですかね。だからこそ、この思いに共感してくれる仲間が必要なんです。
高川先生はどんな仲間と働きたいですか?
「美容医療業界をより良くしていくんだ、社会に対して肯定的な変化をもたらすんだ」っていう志があって、一緒に成長していける人と働きたいですね。もちろん、役割上、僕が引っ張って場面はあると思うんですが、お互いに刺激し合いながら、プロとして、そして人間としての成長を共にしていけたらと思っています。