湘南美容クリニック横浜院には、他クリニックでの手術の出来に納得がいかなかった人や、「これ以上はできません」と医師に言われてしまった人が救いを求めて訪れる。彼らの望みにこたえるのが今回とりあげる医師、飯田秀夫だ。
形成外科医としてキャリアをスタートさせた飯田。国立がんセンターに勤務していた時には、顔面や頸部の再建など高度な技術が不可欠である大きな手術を積極的に行っていた。
2014年に湘南美容クリニックに入社してからは過去の豊富な経験を生かし、統括指導医として後輩医師の指導を中心に活躍している。そんな飯田の情熱の源流に密着したドキュメンタリー映像をぜひ御覧ください。
編集後記 「後輩ドクターの育成にかける想い」
現在、飯田先生はSBCメディカルグループ総括指導医として後輩ドクターの育成を行っています。形成外科医として20年間培ってきたノウハウを活かし、若いドクターの手術のサポートや、技術指導を中心に行い、湘南美容クリニックに入社したドクターたちを一人前になるまで育てる。そんな若いドクターたちと触れ合う日々の中で、飯田先生は以下のように感じました。
「湘南美容クリニックの若いドクターは、意欲が高く、勉強したいという気持ちの人が多いと思います」
美容外科の専門医の資格がない日本では、「専門医の資格があればどこでもやれる」という滑り止めがない状態を受け入れる必要があります。だからこそ、若いドクターの「成長したい!」という気持ちが強いのは当然です。取材中、飯田先生に指導を受けた新卒で入社したドクターのお話しを伺うとこんな声をいただきました。
「美容の道に進むときは少し不安がありましたが、これまでの実績と確かな技術力があって、手取り足取り教えてサポートしてくれるベテランの先生がいてくれるのは本当に嬉しいですし、安心できるんです」
その「サポートしてくれる先生」とは、もちろん飯田先生のことです。飯田先生は、後輩ドクターの育成について語ります。
「医療の現場で失敗は許されませんが、キャリアの長い医師なら軌道修正ができます。後ろには僕がいるから、安心してオペしなさい、って後輩ドクターに伝えています」
実際に、他の美容外科やクリニックでの出来に満足できなかったお客様を受け入れて、満足いくように再手術を快く受け入れている飯田先生。かつて形成外科の分野で日本トップレベルの難手術をしてきた技術と実績、それに伴う自信がある飯田先生だからこそ言える言葉でしょう。そして、その言葉の裏には、若い先生にどんどんチャレンジしてもらって成長してほしいという想いがあります。
「チャレンジしないと人は成長しません。だからこそ、何事にもどんどん前向きに取り組める環境づくりを手伝いたい」
そのために、飯田先生は自分の時間を惜しみなく使います。自分が担当するお客様もいらっしゃる中で、求められれば例え休憩時間であってもアドバイスをします。通常、忙しい人に相談するのはなかなか難しいものです。しかし、飯田先生の診察室にはアドバイスを求めるドクターはもちろん、ナース・カウンセラーがどんどん訪れます。それは、飯田先生の「相手のためになることだったらやりたい」という人柄と日々の行動があってのことでしょう。もちろん、「人にものを教えるためには、みんなの3倍くらいの勉強が必要」と、指導する立場としてインプットも欠かしません。
「どうしてそこまでできるんですか」と尋ねると、こんな答えが返ってきました。
「美容外科は見てくれの治療だから、そんなのは外科じゃないし医師のやることではない、ということを言う先生もいました。しかし、人生は生きるか死ぬかだけじゃありません。お客様のQOL(生活の質)を上げて、どれだけハッピーに生きれるかが一番大切でしょう。そういう意味で、美容外科は付加価値をつけれる医療だと信じているんです。アメリカでは、美容外科は形成外科の大きな柱ですし、美容外科医になるのも大変です。それくらいの価値があることを自分たちはやっているんだという誇りと、お客様の人生に寄り添うんだという覚悟を持って治療をしたいんです」
自分ひとりが満足のいく治療ができたらいい、という気持ちではなく、クリニック全体で「人生をハッピーに生きれる人を増やせるドクターを育てる」という想いがあるからこそ、飯田先生の育成への想いはとどまるところを知りません。
是非、本編をご覧いただき、「飯田先生がなぜ美容医療の道を選んだのか」というストーリーと合わせて、飯田先生の情熱を感じていただければ幸いです。