リアルボイス

2021.12.16

現場から採用部へ、新たなステージで前人未踏のゴールへ向けて挑戦を楽しむ。

#ドキュメンタリー#中途採用

PROFILE

2012年受付カウンセラーとしてSBCメディカルグループへ入社。数年後、主任を経てエリアマネジャーとして活躍。静岡や岐阜などの地方院から、品川、渋谷院などの東京近郊まで様々なエリアを担当。また、アメリカでの第一号院の立ち上げにも貢献。2021年1月より採用部・部長を務める。

現場から採用部への異動

2012年に品川院に受付カウンセラーとしてSBCメディカルグループ(以下SBC)へ入社。現場のスタッフとしては比較的早い段階で主任という役職を持つ。地方院のヘルプや、現在では閉院となってしまったアメリカの第一号院であるサウザンドオークス院の立ち上げに関わったこともあるという。

「そのときは、来週からアメリカへ行って欲しいという急な辞令で…実は当時入籍したばっかりだったんですが、入籍した翌日にはアメリカへ向かっていましたね。」

帰国後は、エリアマネジャーとして高松、静岡、岐阜などの地方のクリニックから品川、渋谷など東京近郊まで幅広くクリニックのマネジメントを行っていた。そして、2021年1月採用部・部長として異動となる。

「私はいかに売上をつくっていくかということを考えるのが好きだったので、キャリアとしていずれは経営企画としてクリニックの成長のために尽力したいなというような思いはあったのですが、基本的には現場で働き続ける気持ちが強かったように思います。正直、採用や人事の領域で仕事をするなんて考えたことがなかったので戸惑いました。」

時田氏は採用部への異動の話を打診されてから「採用」とは何なのかということを改めて考えてみた。そうしていくなかで、現場で働いていたとき、いかに入社してくる人が重要であったかということを思い出す。会社を成長させるために必要不可欠な「人材」の部分に携わることができる魅力に惹かれていった。

「採用というのは数字の世界であり、マーケティングであることに気がついたんです。何が原因なんだろう、何を改善していくべきなんだろう、そういったことを考えるのが好きだったのでやりがいを持って取り組めそうだなと思い採用部への異動を決意しました。」

時田氏以外にも現在の採用部には現場の人が異動してきている。これまでは現場の人はずっと現場の中だけでキャリアを積み重ねていくようなキャリアステップがメインだった。それが会社の中で横断的に人が動くようになり、専門性を持ったコーポレート部門に特化した人材と現場でたたき上げられた経験を持つ人材が交じり合うことで、会社としても偏りがなくバランスが保てるようになった。

社員の成長を支える姿勢や環境が用意されることはSBCの良さ。それぞれがどのようなキャリアを望むのかということを考慮し組織開発が行われ、社員が幸せであることが重要視されている。

考え抜いて実行する力

役職者としてクリニックのマネジメントをしていた当時、お客様はどのような人でどのようなことを求めているのか、競合はどこなのか、そこに対してSBCは何を提供していくのかという3C分析を常に頭の中で行っていた時田氏。当時の物事をマーケティング的な観点で考える癖は採用でも活かされている。

「代表・相川も、採用はマーケティングだと話しています。採用に置き換えて考えると、お客様は求職者になる。求職者はどんな人で、何を考えているのか、競合はどこなのか、SBCにしか提供できないものは何かということになります。採用におけるUSPをスムーズに考えられたのは、現場での経験があったからだと思いますね。」

現場でのマネジメント経験が長いとはいえ、全く知識のない採用という領域を担当することになった当初は、採用における「歩留まり※」という言葉さえ分からなかった。
そんな右も左も分からない状態で、採用を専門に取り組んできた人たちと肩を並べながら取り組んでいかなくてはいけない状況に悩んでいたこともあるという。

※歩留まり・・・各選考に進んだ人数の割合を示す。

「採用という専門性の高い領域について悩んでいたとき、お取引先の方とお話していた際に “そんなことで悩む必要は全然ないし、そもそも誰も成し遂げたことがないプロジェクトなわけだから、正解があるわけでもない。知識より考え抜いて実行する力が必要だよ”と仰っていただけて私もそこから気持ちを切り替えることができました。引き続き勉強も続けますが、自分に求められていることはなんなのかということを考えながら日々取り組んでいます。」

採用部という新たなステージで悪戦苦闘しながらも、SBCが掲げる壮大な未来やビジョンへ大きく寄与する時田氏。初めて採用部へ異動してきたときに教わったのは、“組織は人、採用は企業の入り口。採用部がどういう人を採用するかで会社の未来が変わる”ということだった。そのとき、採用がSBCの未来を担っていることに気づかされた。

「自分たちが採用した人たちが会社をつくっていくということが楽しい。SBCへ入社した人が、現場で活躍してくれたり、会社の利益、価値を高めることに貢献してくれたりする姿を見るとやりがいを感じます。数年後まで楽しく働いてくれて、かつ会社のビジョンに共感してくれる人を採用できることは本望ですし嬉しいですね。」

SBCでは2050年までにクリニックを1万院開院するという目標を掲げている。その目標に向かって、どのように1万院のクリニックを充足させる人材を採用していくのか、そこまでの道筋はまだ見えていない。だが、そこに時田氏は胸を踊らせている。

「まだゴールが見えていないということに面白さを感じました。元々、変化や不確定要素に身をおいて、どうやって目的を達成していくかを考えることが好き。なので、そのような環境で採用ができるのはSBCくらいしかないんじゃないかなと思うとワクワクします。」

自らの力で突き進むことや新たな道を切り拓くことに楽しさを見出せる人にとって、様々な経験を積むことができる環境がSBCにはある。

素直であることの大切さ

理念経営を行うSBCには15の行動指針が存在する。そのなかでも時田氏が好きなのが「素直※」である。入社したばかりのころは別の行動指針が好きだったというが、「素直」を意識するきっかけとなったのは、仕事でアメリカへ訪れた際に相川代表と話をしているときだった。

「代表・相川が、“素直であることをすごく大切にしている。手帳の中に今日も一日素直でいられますようにと書いてそれを毎朝見るようにしている”というお話しを聞いて驚きました。」

相川代表が素直であることを体現していたエピソードがある。SBCが“好きな言葉は情熱です!”というキャッチコピーのCMを打ち出した際、ある会社の社長から「なんの会社か分からないようなCMではなく、その会社で何が提供されるのかがちゃんと打ち出されたCMのほうがいい」とアドバイスをもらった。相川代表はそのアドバイス後すぐにCMをガラリと一新し、「湘南二重術29800円」というメニューと金額のみを打ち出すCMに変更。そのCMの反響は大きく、クリニックへの利用者が著しく増えた。

「代表・相川が意見やアドバイスを素直に聞いてくれる人だと思ったからこそ、その方は教えてくれたのだと思います。素直であれば、いろんな人が教えてくれる。そうすると様々な情報が集まってくる。どんな立場になったとしても素直でいなければ、人は何も言ってくれなくなってしまいますよね。素直ってどこか置いてきてしまう部分でもあるので意識的に大切にするようにしています。」

 

自身が想像もしていなかった採用という領域で、企業の成長を担っていくという大きなやりがいを見出すことができたのは、時田氏の物事に前向きに取り組む姿勢や素直さがあったからこそかもしれない。

※素直…SBCメディカルグループの行動指針の一つ。分からない事は分からないと言う。悪いと思ったら謝る。教えてもらったら素直に受け入れる。良い情報に触れたら取り入れてみる。上手くいっている人やチームがいたら真似てみる。

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