今回は2名の看護師による対談をお届けします!まずは簡単な自己紹介をお願いします。
身体が求めていた健康的な働き方
田中:田中です。2014年の4月から池袋西口院で働いています。よろしくお願いします!
岩浪:岩浪です。田中さんの紹介で2015年から表参道院で看護師として働き始めました。こちらこそよろしくお願いします!
よろしくお願いします!おふたりは、前職が同じだと伺いました。
岩浪:そうなんです。都立の病院で、NICUの看護師として働いていました。NICUとは、新生児集中治療室のこと。その名の通り、何らかの理由で生まれつき小さな身体で生まれてきた赤ちゃんや、病気をもって生まれてきた赤ちゃんに対して、集中的に治療を行う治療室です。
田中:そのNICUから私が先にSBCメディカルグループ(以下SBC)に転職して、その1年後に岩浪さんが転職したんです。
そうだったんですね。前職の頃はどんな職場だったのでしょうか?
岩浪:常に緊迫感があってハードな現場でしたね。
田中:NICUに入る赤ちゃんの中には、400gほどで生まれてきた、本当に手のひらに収まるくらい小さな子もいるんです。1つの部屋に15台ほどの保育器が並んでいるため、異常を検知するアラームが鳴るとすぐに駆けつけ、小窓から手を入れて素早く処置を行わなければいけないという、常に気を抜けない状況でした。
常に命を預かっているということですね…。緊迫感があると同時に、責任感も強く感じられる、やりがいのありそうな環境ですね。
田中:そうですね。やりがいを感じる場面は何度もありました。どんなに忙しくても、赤ちゃんたちが可愛くて…。この子たちのために頑張らなきゃ!という強い想いがあったため、仕事はとても好きでした。SBCでの今の仕事も好きですが、ある条件を満たすならまた働きたいなと思うくらい思い入れがありましたね。
ある条件とは何でしょうか?
田中:夜、きちんと睡眠を取れるかどうかです。
岩浪:たしかに、それは私も同感です(笑)。
岩浪さんも頷かれていますが、たしかに夜勤は大変そうですね…。
田中:私の場合、夜勤で体調を崩したことが転職のきっかけになったほど、夜勤が辛かったですね。初めのうちは頑張れたのですが、年齢を重ねるごとに身体にガタが来てしまって
20代の若い看護師さんでも、夜に眠れないのはやっぱり大変なんですね。
田中:夜勤明けの休日は1日ベッドから起き上がれなかったです。疲れはとれないし、偏頭痛もあって身体はフラフラ。極めつけは、半年に1回は職場で失神するようになってしまうようになりました。
ええ!失神!?
田中:今思えば、かなり危ない状態ですよね。精密検査をしてみると、やはり過労による自律神経の乱れだと言われました。40代、50代になれば夜勤は減りますが、さすがにそこまで自分の身体がもたないと思い、転職を真剣に考えるようになったんです。SBCに転職して何が素晴らしいって、毎日夜にぐっすり眠れることです(笑)。社会人になって初めての経験ですね。
目標に向かって生き生きと仕事をする先輩に憧れて
健康でないと、仕事をしたくてもできなくなってしまいますもんね。岩浪さんも、田中さんと同じように夜勤が原因で転職をされたのですか?
岩浪:そうなんです。面白いことに、田中さんの1年遅れで、全く同じ症状が私の身体にも起こっていくんですよ(笑)。最初は朝起きられなくなるなんてあり得ない!と思っていたのが、ある日急に、身体が動かないぞ?となりました。そんな中、先に退職した田中さんと飲みに行くと、会うたびに田中さんがどんどん健康になっているのが見て分かるんです(笑)。
田中:岩浪さんが、私の後に続くように不調になっていくのを見て、「うちに転職したらどう?」と飲みに行く度に話していましたね。
岩浪:でも、当時の私はまだ自分のやりたいことがはっきりとは見つかっていない状態でしたし、プリセプター※の仕事も任せていただいていたので、転職してもいいのか迷っていました。
※プリセプター…新人看護師に、マンツーマンまたは少人数で教育・指導をする先輩看護師
そんな岩浪さんが転職した最終的な決め手は何だったのでしょうか?
岩浪:SBCで働く田中さんが楽しそうだったからです。田中さんが気配り上手で、テキパキと仕事をこなすタイプだというのは知っていたのですが、その強みを活かして生き生きと働いているように見えました。クリニックの売上や、お客様への満足度を上げるためのサービス、効率的に予約を回すためのスタッフの連携などについて、会うたびに真剣に語ってくれる田中さんを見て、格好いいなと思ったんです。
経営に関わる領域まで踏み込んで仕事をしている田中さんの姿に、魅力を感じたのですね。
岩浪:そうですね。病院の看護師は、目の前の患者さんに対して全力を尽くすことが仕事なので、予算を考えて仕事をしたり、採用や教育など経営に関わったりする機会はあまりありません。病院の看護師の仕事もやりがいはもちろんあるのですが、どうすればお客様に喜んでいただけるのかをスタッフ皆で意見を出し合い、目標に向かって協力する働き方もやりがいがあるだろうなと思いました。
働き方は個人プレーからチームプレーへ
田中さんご自身は、SBCに転職して働き方が変わった実感はありましたか?
田中:とても変わりましたね。以前の職場では個人プレーで動くことが多かったのですが、SBCでは周りの看護師がどういった作業をしているのか、何時にどの施術に入るのかといったことを把握してチームで動くことが多くなりました。
チームプレーが重要なんですね。
田中:文化祭直前の様子と似ているかもしれません。忙しいけどすごく楽しくて、団結感があるあの感じです。その日出勤する看護師の数が少なくても、いざ仕事が始まると、互いに励ましあいながらサポートして進めていく。日々それを繰り返しているうちに、月の売上目標も達成できたときは、みんなで思い切り喜びますよ。
お話を聞いていて、病院と美容クリニックでは看護師の働き方が全く違うということが分かりました。
岩浪:前の職場では准公務員の看護師という立場で働いていたので、環境は安定していたし、年次に応じてポジションも上がっていきました。ただ、私はそういった環境よりも、実力が試される環境で働きたいなと思ったんです。
田中:私も岩浪さんも、改善点を思いつくとすぐに言いたくなるタイプなんですよ。私はSBCに入社して1年目から「この配置だと使いづらいので変えてもいいですか?」など積極的に提案していたのですが、どんな提案に対しても先輩方は嫌な顔一つせずに、「いいね!やってみよう」と受け入れてくれました。新人の自分の意見を柔軟に聞き入れてくれる文化がすごくありがたかったし、岩浪さんにもこの職場はきっと合うんじゃないかなと思いましたね。
プライベートも仕事も全力で楽しめるSBCメディカルグループ
自分の努力や意見が認められる環境は働きがいがありますよね。それで岩浪さんも転職に踏み切ったんですね。
岩浪:そうです。ただ、田中さんからSBCの雰囲気を聞いてはいたものの、初めての転職だったので不安はありました。SBCは新卒や20代前半のスタッフが多いイメージだったので、その中で自分は上手く馴染めるのかなとか。不安を抱えていましたが、幸いにも、周りの人に恵まれたので本当によかったのです。
そうだったんですね!実際に働いてみていかがでしょう?
岩浪:スタッフ同士がとにかく仲が良くて、それが一番嬉しいです。スイーツ好きが多いので、みんなでお休みを合わせてパンケーキを食べに行くなど、プライベートも楽しんでいますよ。また、健康に楽しく働くという転職の一番の目的も果たせています。
岩浪:この前も、「昔の私たちって肌もくすんでいたし、吹き出物もあったよね。転職したらいつの間にか消えてよかったね」と話していました(笑)。
一つだけ欲を言えば、田中さんと同じ職場で働きたかったですね。前の職場にいた時から尊敬している友人なので。
おふたりは本当に仲良しなんですね!
田中:そうじゃなかったら、こんなにもSBCへの転職を誘わなかったと思います。SBCの看護師は楽な仕事ではないし、忙しいこともあるので。でも、自分から仕事に前向きに関われるこの環境は、プライベートを楽しみながらも、仕事でもどんどん挑戦していきたいと考えている岩波さんにはぴったりだと思ったんです。
「プライベートを楽しみながら」という点はポイントですね。
田中:研修中は10分でも残っていると「早く帰りなさい」と言われるほどでした。今は「プライベートを犠牲にしてまで仕事をすると、どこかで絶対に折れちゃうよ。自分の時間を大事にしてね」と同僚に言ってもらえるので、きちんとプライベートを楽しみながら、仕事にも全力で取り組むことができています。
では、最後におふたりの今後の目標を教えてください!
田中:先月から副主任という役職を任せてもらっているので、特に後輩指導に力を入れていきたいです。自分が転職直後に悩んだ経験などを活かして、後輩たちの成長に貢献していこうと思います。
岩浪:私は最近リーダーとして、一日のスタッフの動きを管理する業務を任せてもらえることが増えたので、みんなが効率的に動き、より力を発揮できるチーム作りに向けて頑張りたいと思います。
応援しています!本日はお二人ともありがとうございました!